2024年 4月 28日 (日)

佐村河内氏問題、メディアにも広がる波紋 朝日新聞は記事削除、テレビ局は「気づけなかった」と陳謝

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フジテレビは経緯の説明にとどめる

   方向性が少し違ったのがフジテレビで、13年に2回とりあげた「スーパーニュース」では、

「当時は、佐村河内氏の楽曲の別の作曲家がかかわっていたことをうかがわせる状況などはなく、作品は本人によるものという前提で取材・放送したものです」

と、経緯の説明にとどめた。

   新聞と通信社は、過去に掲載した記事について説明する記事は掲載しているが、「おわび」は少数派で、

「昨年(編注:2013年)8月11日掲載の大型ルポ『ストーリー』では、佐村河内さんは自身の創作について『頭の中で鳴った音を五線譜にはき出す作業』などと語っていた」(毎日新聞、08年に広島版で初めて記事化し、大阪本社版夕刊芸能面や、東京本社朝刊などでインタビュー記事を掲載)
「メールによるインタビューで記者が作曲方法を尋ねると、佐村河内さんは『非常に抽象的で、非論理的であり、言語化するのが大変困難』などと回答していた」(読売新聞、11年のCD発売やCDの売り上げ記録について記事化)
「佐村河内さんは取材に対し、この曲を作った理由を『被爆2世として、作曲家としての責任を感じたから』などと話していた」(共同通信、11年にCD発売について配信)
「2010年8月に佐村河内さんの寄稿文を掲載したほか、『交響曲第1番』のCDがヒットした背景などを記事で取り上げた」(日本経済新聞)
といった具合だ。
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