2024年 4月 20日 (土)

クロアチア発の「奇抜デザイン」全世界かけめぐる ジョブズ氏の記念碑?に大ブーイング

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   アップル創業者の故・スティーブ・ジョブズ氏の記念碑だとされる写真がクロアチアのニュースサイトに掲載され、その奇抜さに世界中のネット利用者が驚いている。

   コンテストに入賞し、アップル本社の入り口に飾られるとの触れ込みだが、現時点でアップルからはそのような発表はなく、奇抜な画像が一人歩きしている状態だ。

文字や数字を柱に密着させたジョブズ氏の「磁力」表現

ジョブズ氏の記念碑だとしてクロアチアのニュースサイト「ネットクラシア」(Netokracija)に掲載された写真。米国ではかなり不評のようだ
ジョブズ氏の記念碑だとしてクロアチアのニュースサイト「ネットクラシア」(Netokracija)に掲載された写真。米国ではかなり不評のようだ

   この記念碑の存在は、クロアチアのIT系ニュースサイト「ネットクラシア」(Netokracija)が、ジョブズ氏が生きていれば59回目の誕生日にあたる2014年2月24日に写真つきで伝えた。記念碑は彫刻家のドラガン・ラデノビッチ氏が製作し、同日にセルビアの首都、ベオグラードで公開されたという。記念碑は、柱のようなもの上にジョブズ氏の胸像がついており、柱にはキリル文字と数字の「0」「1」がついている。「0」と「1」は二進数を表しており、ジョブズ氏の業績をたたえる狙いがあるようだ。文字や数字を柱に密着させることで、生前のジョブズ氏が持っていた「磁力」を表現した。

   このデザインは世界中から1万点以上寄せられた応募作品の中から選ばれたとされる。このクロアチアのニュースサイトによると、ラデノビッチ氏がスケッチと写真をアップル本社に送ったところ、アップルの主要製品をデザインしたことで有名なジョナサン・アイブ氏から「興味がある」と電話があったという。他の応募作品は、もっとはっきりとしたデザインものが多かったが、アップル側はラデノビッチ氏の作品の「不完全さ」を評価したという。

実物が完成すると3~5メートルの高さに

   ニュースサイトに写真が載ったのは縮小モデルで、まもなくアップル本社があるカリフォルニア州クパチーノに送られる。本社の承認後、実際の記念碑製作に取りかかる予定だ。完成すると3~5メートルの高さになる見通しだという。

   アップル社のウェブサイトを見る限りでは、ラデノビッチ氏の作品が入賞したことや、コンテストの作品が募集されたことは確認できない。それでも、奇抜な記念碑の写真は次々に米国のアップル専門のニュースサイトに転載され、コメント欄には

「最悪」
「素人から見ても、これはひどい」

と不評の嵐だ。中には、わざわざ「ノーコメント」と書き込む人もいた。

ジョブズ氏の記念碑、どう思う?
生前の業績をうまく表現している。良いデザイン
意味不明。気持ち悪い
何とも思わない
そもそも「ガセネタ」だと思う
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