「ジャンボ」は今の時代魅力のない飛行機なのか 日本勢と対照的に、ルフトハンザは「新型747」アピール
2014.03.31 18:57
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747-8は「777-300ER型機の後継としては大きすぎた」
ただ、日系航空会社は747-8の導入には否定的だ。ANAは3月27日、5機種70機を発注すると発表したばかりで、そのうち20機がボーイングが開発中の「777-9X」。747-8は1機も含まれていない。ANAの篠辺社長は、この点について、
「今の環境の中で、『777-300ER型機の後継として』となると、大きなサイズというよりは、その(777-300の)サイズの前後(の機種)が検討の対象だった。そういう意味では747-8やエアバスA380は、今後の中では検討できるのではないか。けれども、777-300ER型機の後継としては、対象としては大きすぎたと個人的に思っている」
と話し、将来的な導入には含みを持たせながらも、当面は「中型機を多頻度運航」という基本方針を維持する考えだ。
ただし、747-8は貨物向けにはある程度の需要が見込まれており、日本貨物航空は12年8月に導入している。