2018年 8月 20日 (月)

「パクリ批判ボケ」がニュース記事になった 手塚治虫パロディー漫画家に予想外の「マジレス」

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   モバゲーで配信されている「スカイロック」というソーシャルゲームをご存知だろうか。「神の血を引く五つ子たちが魔者を駆使して冒険する」という設定のロールプレイングゲーム(RPG)だ。

   このゲームのキャラクターデザインに対し、「ドラゴンボール」などで知られる漫画家・鳥山明さんの絵に似ていると、漫画家の田中圭一さんがツイッターで批判的に指摘した。ツイートは話題になりネットメディアにも取り上げられたが、実は田中さん、「手塚治虫のパロディーエロ漫画」を描いている漫画家だ。自分を棚に上げた批判という「ネタ」に予想外の「マジレス」が寄せられてしまっている。

「鳥山明さんへの冒涜だし、訴えられればいいと思う」

田中さんのツイート
田中さんのツイート

   「スカイロック」のキャラクターデザインは、漫画家の幹大樹さんが。ストーリーは映画「ドラゴンボールZ 神と神」などを手がけた脚本家・渡辺雄介さんが担当した。

   この「スカイロック」に対し、田中さんは2014年6月10日、以下のツイートを投稿した。

「島本和彦さん(編注:漫画家)の『炎の転校生』で一番の名言は、自分の非を棚上げして他人の非を責める時の『心に棚を持て!』だと思う。ところで、話は変わるがモバゲーのスカイロック?だっけ?・・・あのゲームのキャラクターデザイン、誰が見ても鳥山明さんにしか見えないけど別人なんでしょ?マジ有り得ない!」

   このツイートに「居酒屋で隣で呑んでた人が『鳥山明ってこんな仕事もしてるんですね』って見せられたのが話に出たそれで、割とそう思ってるそのゲームをプレイしている人はいるんじゃないですかねー」というリプライが寄せられ、田中さんは「ひどい話だよね」と反応。さらに「これって著作権法的にどうなんでしょう?」という質問には、「絶対アウトだし、それ以前に鳥山明さんへの冒涜だし、訴えられればいいと思う」と辛らつにコメントした。

   一連のツイートは6月11日、ネットメディアで「田中さんがスカイロックを痛烈批判」などと真面目に取り上げられた。

手塚治虫タッチの「下ネタ漫画」でおなじみの漫画家

   ここで田中さんの作風について説明すると、数々の有名漫画家の画風をまね、別の作品に昇華している「パロディー漫画家」だ。特に故・手塚治虫さんのタッチをコピーした「下ネタ」漫画で知られていて、作品集「神罰」の帯には、治虫さんの娘・手塚るみ子さんによる「訴えます!!」「ライオンキングは許せても(編注:ディズニー映画の『ライオン・キング』は、手塚治虫さん作の『ジャングル大帝』に酷似しているとの指摘があった)田中圭一は許せません!!」との「お墨付き」が記されている。

   「スカイロック批判」のツイートは自分を棚に上げた「ネタ」で、「訴えられればいい」というのも、るみ子さんのコメントを受けたものだと思われるが、予想外に真面目な批判と受け止められてしまった。

   田中さんはメディアに取り上げられた後、他のツイッターユーザーの

「田中圭一先生が『こんなの鳥山先生の絵のパクリじゃん!』と自分を棚に上げて批判するジョークが『とある漫画家が某ソシャゲーを批判!』ってニュースにされちゃうの、一言で言って地獄だ」
「田中圭一先生の例のつぶやきは、『テメーが言うか!』というつっこみを待つ偉大なるボケなのに(たぶん)、それを真に受けたカッコウのニュースにするのは如何なモノか」

といったツイートをリツイートし、「批判はネタだった」ということをアピールした。

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