2018年 12月 19日 (水)

しょこたん「プラセンタ点滴」騒動は誤解 実際は単なる「にんにく注射」だった

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   タレントの中川翔子さん(29)が2011年に献血制限のある「プラセンタ点滴」を受けたことがありながら、2013年に参加した献血キャンペーンで献血していたとしてインターネット上で問題視されている。

   点滴についてのブログ記事がその後削除されていたこともあり憶測を呼んだが、キャンペーンを行った日本赤十字社は2014年9月3日、J-CASTニュースの取材に「実際はにんにく注射だった」と回答し、献血自体に問題はないとのことだ。

「胎盤を注入するってなんかすごかりしだな」

日本赤十字社のHPにはプラセンタ注射を受けた人の献血制限が示されている(画像はHPスクリーンショット、赤枠は編集部によるもの)
日本赤十字社のHPにはプラセンタ注射を受けた人の献血制限が示されている(画像はHPスクリーンショット、赤枠は編集部によるもの)

   中川さんは2011年8月3日、「胎盤」と題したブログ記事で「メガビタミンプラセンタ点滴というのをやってきました」と報告していた。

   「プラセンタ」とは母体と胎児をつなぐ「胎盤」のこと。栄養素が豊富に含まれていることから、近年では美容や健康のために使われるケースが増えている。基本的に馬や羊など動物由来のプラセンタはサプリメントとして流通し、ヒト由来のプラセンタは注射や点滴などとして医療機関でのみ使用されている。

   ちなみに「メガビタミン点滴」というのはビタミンCを大量に投与する点滴療法で、美肌効果や健康増進が期待できるとされている。美容皮膚科の医療機関では「オプション」でプラセンタなどを加えることができるところも少なくない。そのため、中川さんのブログにある「メガビタミンプラセンタ点滴」はメガビタミン点滴にプラセンタを組み合わせたものと考えられる。

   中川さんは「めちゃめちゃにんにくスメルがする、かなりキクとのうわさ!わくてか!きいてちょうだいませ しかし胎盤を注入するってなんかすごかりしだな」として、プラセンタ療法への驚きをあらわにしていた。

   ただし、プラセンタ点滴をした人は注意しなければならないことがある。「献血」だ。厚生労働省は2006年、ヒト由来プラセンタ注射剤を使用した人の献血を制限することを日本赤十字社に指示した。理由については、

「ヒト胎盤エキス注射剤による変異型クロイツフェルトヤコブ病(vCJD)感染事例は報告されていないが、輸血や臓器移植と同様にヒト由来の臓器から製造されていることから、vCDJの伝播の理論的なリスクが否定できないため」

   としている。これを受け、赤十字社も「安全性が確認されるまで当分の間は献血をご遠慮いただいています」として同年10月から献血制限を実施し、問診時に具体的な注射剤名も出して使用の有無を尋ねている。

   ところが中川さんは点滴から約1年半後の2013年2月27日、日本赤十字社の献血啓蒙キャンペーンの一環として東京・秋葉原の献血ルームを訪れていた。その様子は同日のブログでも紹介しているほか、赤十字社のホームページにも「しょこたんが献血初挑戦!」と題した体験レポートが掲載されている。

日本赤十字社「事務所が本人と担当医に確認済み」

   中川さんは2014年8月中旬に「捨て猫」をめぐる議論で一部から批判されて以降、過去のブログ内容が次々発掘されるなどして立て続けに「炎上騒動」が起きている。そのため、今回の一件についても一部の人々に見つかったことで騒動に発展していた。

   ブログ削除の理由について所属事務所に問い合わせたが返答はなかった。そこで日本赤十字社に取材したところ、中川さんが実際に注射していたのは「にんにく注射」(ビタミン注射)だったと説明した。

   広報担当者によると、この件については9月2日~3日で20件以上の問い合わせが来ているそうだが、問題視されたのは今回が初めてではなく、献血企画の数か月後にもあったという。

「指摘があった当時、事務所がご本人や担当医に確認したところ、実際は『にんにく注射』だったことが分かりました。ただその際にプラセンタの薬も使ったため、中川さんは(プラセンタも点滴したものと)勘違いしてしまったようです」 (広報担当者)

   なお、ブログ内容は誤解を招くものであるため、事務所側がその後削除したのだという。

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