2018年 7月 21日 (土)

フジ「IPPONグランプリ」BPO審理入り 佐村河内氏が申立て「笑いのネタにされた」

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   放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は2014年12月17日、フジテレビ系で5月24日に放送されたバラエティ―番組「IPPONグランプリ」について審理入りすることを発表した。「全聾の作曲家」として注目を集めるも、ゴーストライター問題が発覚し謝罪した佐村河内守氏が11月4日、申立書を委員会に提出していた。

   番組では「幻想音楽家、田村河内さんの隠し事を教えてください」という大喜利のお題が用意され、出演したお笑い芸人たちが次々に回答する模様を放送した。出演者たちからは「髪もゴーストヘアー」、「聞こえる、聞こえないはともかく、耳が性感帯」、「ピアノの鍵盤にドレミファソラシドと書いてある」などの回答があがった。

   BPOの発表よれば、佐村河内氏は「一音楽家であったにすぎない申立人を『お笑いのネタ』として、一般視聴者を巻き込んで笑い物にするもので、申立人の名誉感情を侵害する侮辱に当たることが明らか」として番組側に謝罪を要求。また「一個人への侮辱にとどまらず、現代社会に蔓延する『児童・青少年に対する集団いじめ』を容認・助長するおそれがある」「聴覚その他の障害を背負って生活している多くの人々の心情をも踏みにじることになる」とも訴えた。

   これに対しフジテレビ側は11月28日に経緯と見解を記した書面を委員会に提出した。問題とされているお題が佐村河内氏を想定したものであることを認めたうえで、「大喜利という回答者の知的な発想力を求めるコーナーの1つの出題として取り扱うこと自体が申立人を侮辱し、名誉感情を著しく侵害することなどあり得ない」と反論。「自らの楽曲として(髪型を含めた独自の装いを演出して)公表しながら、実際には第三者の創作による部分が極めて大きいものであったことに関して申立人が社会的に批判されることは、やむを得ないことである」などと主張している。

   放送人権委員会は、佐村河内氏の申立ては審理要件を満たしていると判断し、次回委員会より実質審理に入るという。

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