2024年 4月 24日 (水)

スポンサー集まらず、競技場建設も1割ほど 平昌五輪開催は「崖っぷち」のピンチ

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   2018年2月開幕の韓国「平昌(ピョンチャン)冬季五輪」まであと3年後に迫ったが、準備が進まずピンチだと韓国メディアなどが報じている。F1誘致のときなどの惨状を再現しかねないというのだ。

   「このままでは成功どころか、国際的な恥さらしになる」「今でも遅くない。日本に渡そう」。平昌五輪の危うさが次々に露呈し、韓国のネット上では、こんな意見が相次いでいるという。

「ナッツ姫」父親の組織委員長も、事件で手につかず

   朝鮮日報などによると、韓国は、五輪で使う13競技場のうち6競技場を新設するが、2015年1月時点での建設工事の進捗率は6~14%に留まっている。このため、開催1年前のプレ五輪に間に合わない懸念も出てきた。国際スキー連盟は2月9日、フリースタイルの競技場について大幅改修が必要だとして「不合格」のお墨付きまで出したほどだ。

   また、運営費の4割近くを賄うスポンサー契約は、目標が30社のところまだ4社に留まっている。20年の東京五輪では、すでに目標15社のうち5社もがスポンサーに決まっていることに比べて、なかなか状況は厳しいようだ。

   さらに、五輪終了後も競技場の利用を考えないといけないが、6競技場のうち4競技場の利用計画が未定のままだという。

   こうした苦境の背景には、財閥への依存度が高い韓国経済が失速ぎみなことがある。このほか、大会組織委員長が「ナッツ姫」の父親の大韓航空会長で、事件の余波で仕事が手につかない状態だと報じられており、資金集めが捗らない一因にもなっているらしい。

   一時は日本との分散開催もIOCで検討されたが、韓国のパク・クネ大統領はそれを拒否して単独開催にこだわった。競技場建設などについて組織委は五輪までに間に合うと強調したというが、朝鮮日報が「崖っぷち」と報じるなど懸念は解消されていない模様だ。

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