AKB総選挙予想、たかみなが初の1位に？ 「2強」まゆゆ・さしこを脅かす顔ぶれとは
AKB48のCDにつく投票券などでメンバーに投票し、その数でメンバーの順位を決める恒例の「選抜総選挙」（2015年6月6日開票）をめぐり、芸能メディアの「予想」も多くなってきた。とりわけ注目されるのは、新曲でセンターポジションが与えられる1位の行方だ。「正統派アイドル」の渡辺麻友さん（21歳、14年順位1位）が2連覇なるか、それとも指原莉乃さん（22歳、2位）が返り咲きを果たすのか。
この2人が「本命」視される一方、公式ガイドブック（講談社）では15年12月をメドにグループを離れ「卒業」を予定している高橋みなみさん（24歳、9位）を1位に推すなど、早くも混戦模様だ。
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指原莉乃さんは返り咲きを果たせるか -
渡辺麻友さんは2連覇なるか -
公式ガイドブックは高橋みなみさんを1位予想 -
柏木由紀さんは14年総選挙では3位だった -
松井珠理奈さんを1位に予想する「識者」も… -
2014年の選抜総選挙の公式ガイドブックでは、山本彩さんが1位に予想されていた -
島崎遥香さんは新曲「僕たちは戦わない」でセンターポジションを担う
中森明夫氏「『指原退治』をするために 今年は指原莉乃を1位にせよ」
5月14日に発売された公式ガイドブックに掲載された予想を見ても、その内容はバラバラだ。7人の論客が順位を予想しており、1位予想は渡辺さんと指原さんが2人ずつ、残り3人はそれぞれ、SKE48の松井珠理奈さん（18歳、4位）、NMB48の山本彩（さやか）さん（21歳、6位）、HKT48の多田（おおた）愛佳さん（20歳、42位）を予想した。
ただし、こういった順位予想は「願望」と切り分けることが難しい側面もある。例えば、7人の論客の1人のアイドル評論家、中森明夫さんは14年のガイドブックで「アイドルブームの命運は『指原退治』がカギを握る」と書き、ツイッターなどが「炎上」した経緯がある。その中森さんが、15年は指原さんを1位予想。見出しによると、その理由は
「『指原退治』をするために 今年は指原莉乃を1位にせよ」
「アイドル界の未来のため、『かませ犬』になってくれ」
というものだ。ガイドブック編集部の高橋さん1位予想の説明にも、
「年内卒業を控えるグループ最大の功労者が7度目の総選挙で初めての『1位宣言』。たかみな推しのみならず、AKB48ファンの総意で初女王になると予想」
とある。やはり「予想」よりは「期待」に近い説明だ。
王者が強いのは周知の事実なので、情報の少ない挑戦者を取り上げる
順位予想は、それ自体が「イベントを盛り上げる」という側面もある。それが顕著だったのが、「AKB48新聞」を発行している日刊スポーツが5月7日の紙面に掲載した担当記者4人による予想だ。1位予想は松井珠理奈さん、山本彩さん、柏木由紀さん（23歳、3位）、高橋みなみさんと、4人ともバラバラだ。指原さんは4人中3人が2位を、渡辺さんは4人中3人が4位を予想し、総じて14年のトップ2に厳しい予想だ。
こういった点に対してファンから反発が寄せられると、AKB48グループ新聞編集部はトークアプリ「755（ナナゴーゴー）」のアカウントで
「真剣じゃないわけじゃないのですが、本番前のエンターテインメント(話題性、賛否含めた反響)を意識してる側面は、正直あります」
などと「種明かし」した。プロレスやボクシングの試合前には「王者よりも挑戦者の勢いを煽る記事が毎日掲載されるもの」で、
「王者が強いのは周知の事実なので、情報の少ない挑戦者を取り上げていって、イベント自体のムードを盛り上げるというわけです」
などと説明。今回の順位予想も、これに当てはまるというわけだ。
