2024年 5月 6日 (月)

鬼怒川決壊は民主政権が事業仕分けをしたせい 民主・蓮舫議員が「悪質なデマ」と反論

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

「コンクリートから人へ」に苦言も

   とはいえ、識者からは、民主党政権時代に「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズでどんどん公共事業を切ったことへの苦言も出ている。

   中央大学理工学部の山田正教授は、9月11日放送のテレ朝系「モーニングバード」に出演し、「鬼怒川はだいたい300ミリの降雨量で設計されています。それが600ミリですよ。見直しはずいぶんやっているが、事業仕分けで予算を削られてしまった。そこも反省してもらわないと」と意見を述べた。

   また、元財務官僚の高橋洋一嘉悦大教授は、ニュースサイト「現代ビジネス」への14日の寄稿で、事業仕分けで10年度は治水予算が19.6%も削減されたとして、「15%のコストカット方針が打ち出されて、適切なコスト・ベネフィット分析が行われないまま、ただ『予算削減ありき』となってしまったのではないか」と疑問を投げかけた。

   ただ、19.6%もの削減は、治水予算の一部が新しい交付金に移行した影響もあった。また、自民党政権時代からも年々予算が減少してきており、堤防強化などの災害対策費はむしろ増えているなど、一概にその是非は判断できないようだ。

1 2
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中