2018年 11月 19日 (月)

「自由契約」松中、川上に見る現役志向 スター選手ほど難しい「引退」決断

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   2015年12月2日に公示された自由契約選手130人の中に、同じシーズンにMVPを受賞した松中信彦、川上憲伸の名前があった。

   二人とも現役続行を望んでいるのだが、スター選手といえども年齢が上がってからは厳しい球界の実情が浮かぶ。

  • どんな野球選手にも「現役引退」の時はやってくる
    どんな野球選手にも「現役引退」の時はやってくる

2人とも2004年のMVP受賞者

   松中といえば、2004年のパ・リーグ三冠王として知られる。長くソフトバンクの中心打者として活躍。首位打者と本塁打王を2度ずつ、打点王3度。MVPには2度選ばれている。

   しかし、ここ数年は控えが多かった。年齢はこの12月26日で満43歳。

「まだ、辞める気はない」

   まだ元気なのである。

   中日から戦力外とされた川上は1998年のセ・リーグ新人王。巨人の高橋由伸との争いに勝っての選出だった。最多勝2度、勝率1位と最多奪三振を各1度。2004年にはMVPに輝いた。その後、大リーグのブレーブスで投げた。

   12年から中日に戻ったが、ほとんど勝てなかった。現在42歳。

「まだ、投げたい」

燃え尽きていない、というのである。

   両選手に対して、関係者の多くが、その名声を惜しみながら、こういう。

「現役を続けても多くは望めないだろう。それは本人が一番知っているはずだ」

さっとバットを置いた王、「もう1年」待った長嶋

   ずっとグラウンドでプレーしたい、と思っているのが選手というものなのである。クビを言い渡された選手の告白を聞いたことがある。

「一生、野球ができると思っていた。野球を辞めろ、と言われたときは、頭が真っ白になった」

   この選手は並の成績しか残していないが、そんな選手でも生涯野球と信じ込んでいる。子供の頃から夢中でやってきた自慢の技術を捨てざるを得ないのは、本当に苦しいらしい。

   松中、川上はここしばらくは働いていないので、逆に引退することに納得がいかないのだろう。常時、打席に立ち、マウンドに登り、その上で自らに引導を渡したいのかもしれない。

   大物選手の引退劇はいろいろなタイプがある。

   さっとバットを置いた王貞治。最後のシーズンは30本塁打をマークしたが、それは自分の本数ではないと判断したようである。

   もう1年、と引退を延長したのが長嶋茂雄。余分な1年とも言われたけれども、自分で納得して辞めた。

   生涯一捕手を貫いたとして知られる野村克也。現役は26年、3000試合を超えた。最近はこの野村型が多い。

   いうまでもなくプロ野球の世界は実力次第である。今シーズン終了後、40歳代の選手が次々とユニホームを脱いだ。松中、川上が新たな球団で復活すれば、ベテランへの期待度は上がるかも知れない。

(敬称略 スポーツジャーナリスト・菅谷 齊)

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