2024年 4月 19日 (金)

腰痛は決して安静にするな 怖がらずに体を動かせば痛みは消える

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

【団塊スタイル】(NHK)2015年11月6日放送
「腰痛は怖くない!~動いて治す最新治療~」

   50歳以上の4割が悩み、国民病といわれる腰痛。実は、腰痛の85%は医療機関に診てもらっても画像は健康な人と変わらず、原因がわからない。残り15%が椎間板ヘルニアなどと診断されるだけだ。

MCの国井雅比古「(腰のレントゲン写真の)映像見ただけで、ア、イテテテとなりますね~」
MCの風吹ジュン「私、28年前と15年前に2度ギックリ腰をやっています」
ゲストのアグネス・チャン「乳がん手術の後、右側をかばっていたため、左側の腰が痛くなりました」
  • 腰痛の多くは「条件反射」で痛み物質を出して起こる
    腰痛の多くは「条件反射」で痛み物質を出して起こる
  • 腰痛の多くは「条件反射」で痛み物質を出して起こる

1日3分、これだけで治るから「これだけ体操」

   番組の冒頭、慢性の腰痛に苦しむ女性Nさん(50歳)が紹介された。17年前、重い荷物を持ってガクンとギックリ腰をやった。トイレまでハイハイで行き、1か月間安静にした。現在も痛みが続くが、MRIやレントゲンで見ても健康な人の腰の状態と変わらない。「お守りみたいで安心だから」とコルセットを欠かせない。そこで、腰痛治療の専門家、松平浩・東京大医学部付属病院特任准教授に診てもらった。松平医師はあちこちを触って全身をチェック。

松平医師「1か月安静にしたのが良くなかったですね。だから現在治っていない。ベッドで4日以上寝ていると悪くなります。すぐに体を動かすべきでしたね。これから簡単にできる『これだけ体操』を試してみましょう」

   松平医師が披露した「これだけ体操」の方法はこうだ。

   (1)足を肩幅より少し大きく開く。

   (2)両手をお尻の骨盤に置いて押し込むようにする。

   (3)あごを引き、息を吐きながら腰を後ろに反らせる。

   (4)痛みがあるところまで反らせて、3秒間キープ。

   (5)ゆっくり前に戻す。これを3分間繰り返す。

   以上、たったこれだけだから「これだけ体操」という。Nさんは数回繰り返しただけで、見違えるほど前屈ができるようになった。

「痛くありません。気持ちいいです」

   Nさんは5日後にはコルセットを外せるまでに改善した。

国井「この体操がどうして効果があがるのですか?」
松平医師「ほどよく体を動かすことが腰痛の治療にいいことが最近、わかってきました。できれば腹筋や背筋もやりたいところですが、難しいと長続きしません。一番効く運動だけに絞り、長続きしやすくしました」
アグネス「腰痛は安静がいいと言いますが?」
松平医師「コルセットは腰のゆがみを固定してしまい、治療効果はありません。2012年に日本整形外科学会と日本腰痛学会が治療のガイドラインを改訂し、安静を勧めず、体を動かす方向に変わっています。腰の骨の間にはクッションの役割を果たす椎間板があります。椎間板の真ん中には髄核という神経が通る管があります。椎間板がゆがむと髄核が圧迫されて神経に痛みが走ります。動くことで椎間板のゆがみをほぐしてあげるのです」
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