2024年 4月 26日 (金)

火葬寸前に生き返った「奇跡」の赤ちゃん 零下12度の冷凍保管15時間を生き抜いた

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   中国浙江省で、医師の診断により一度死亡が確認された赤ちゃんが、火葬の直前に息を吹き返すという「奇跡」が起こり、話題になっている。

   ただ、赤ちゃんは依然として予断を許さない状態を続けており、「頑張れ!赤ちゃん」コールが全中国でこだましている。

  • 火葬寸前に泣き声が!(写真はイメージです)
    火葬寸前に泣き声が!(写真はイメージです)
  • 火葬寸前に泣き声が!(写真はイメージです)

冷たい袋の中から弱々しい泣き声が聞こえてきた

   両親の住所や具体的な病院名は紹介されていないが、香港のテレビ局「鳳凰網」や浙江省のテレビ局「浙江電視台」などの報道によると、2016年1月8日、魯(ルー)さんに1400グラムの男の赤ちゃんが生まれた。予定日より3か月早い早産だったので、赤ちゃんは23日間保育器に入れられた。

   2月8日の春節(旧正月)が近くなり、魯さんは自宅で家族と一緒に過ごしたいと病院に伝えた。病院は「状態は安定していない」と反対したが、結局、2月初めに退院した。すると、2日後に赤ちゃんの容体が急変、病院に搬送したが心肺停止の状態だった。救命治療が続けられたが、2月4日、医師は死亡を宣告し、死亡証明書を発行した。

   その晩、赤ちゃんの「遺体」は葬儀場に運ばれ、「変質防止」のため零下12度の保管庫の中に入れられ、翌朝まで15時間袋にくるまれて「冷凍保存」された。ところが、翌5日の午前9時、火葬のために保管庫から取り出したところ、袋の中から弱々しい泣き声が聞こえてきた。

   魯さんは慌てて赤ちゃんを病院に運び込んだ。赤ちゃんは2月11日現在治療中で、当初より容体はよいというが、危険な状態が続いている。病院の管理責任者は「医師は、患者の死を注意深く確認する必要がある」と、担当医師の判断を謝罪しつつ、「こんなケースは初めて。まさに奇跡だ。まずは赤ちゃんの治療を最優先にしたい」と話している。

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