2024年 5月 2日 (木)

「スロートレーニング、余裕じゃん」 甘く見ていた男に悲劇が訪れた

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室内で1日10分程度、終わった後は達成感

   がっかりされるのも仕方がない。美香子夫人は既に「ハード」編に進んでいたのだ。一方のキヨシさんは、「イージー」編の最初の段階で音を上げてしまった。

キヨシさん「ゆっくり体を動かすだけでこんなにシンドいとは、正直思いませんでした。動作を途中で止めるのが、なによりつらいんです」

   ところが、キツイのが快感だったのか、すっかりスロートレーニングが気に入ったようだ。まず、1日10分程度の短時間、しかも寒い外に出る必要がないので、帰宅後の夜間にできるのが大きい。ゆっくり動くので、けがの心配がない。終わった後は体がポカポカ温まるので、「運動した」という達成感が得られる。自分に合った体の鍛錬法を見つけたと、ウキウキの表情だ。

   半面、以前はスポーツマンだったキヨシさんは、実際に体験してみて自らの体力の衰えにがく然としたようだ。

キヨシさん「特に足が本当にダメになっていると感じました」

   それでも継続して運動する環境が整い、モチベーションも高まった。あとは毎日続ければ、自身のダイエットだけでなく家族全員の健康増進にもつながり、いいことずくめだ。

   夫婦でスロートレーニングを始めてから数日後、2人の息子も仲間入りしたそうだ。キヨシさんが帰宅前に体を動かしているという。

編集部「奥様がハード編、キヨシさんはイージー編、お子さんもイージー編ですかね」
キヨシさん「それが、妻に聞いたら『イージー編は楽々クリアして、今はノーマル編にトライしてるわよ』って言われました(肩を落とす)」
編集部「......続ければ、きっと追いつけますよ」
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