2020年 6月 2日 (火)

セブン&アイ、柏と旭川で店舗閉鎖の裏事情 地方駅前百貨店は生き残れない?

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   セブン&アイ・ホールディングス(HD)が、傘下の百貨店グループ「そごう・西武」の西武旭川店(北海道旭川市)とそごう柏店(千葉県柏市)を2016年9月末に閉鎖する。3月8日に発表した。

   訪日中国人の「爆買い」や富裕層の購買力が支える都心部の百貨店は一息ついているが、地方・郊外の百貨店はショッピングモールに勢いがあり、苦戦が続いていることを象徴している。

  • 大型ショッピングモールの台頭でセブン&アイHDは打撃を受けている
    大型ショッピングモールの台頭でセブン&アイHDは打撃を受けている
  • 大型ショッピングモールの台頭でセブン&アイHDは打撃を受けている

米国株主からはヨーカ堂切り離しの要求も

   2016年2月期の売上高は西武旭川店が105億円でピーク時の4割程度、そごう柏店は115億円でピーク時の何と2割程度にまで落ち込んでおり、それぞれ再び利益を生み出すのはもはや困難と判断した。2店の従業員(正社員)は別の店舗に異動する。さらにそごう・西武本部の人員約100人を削減して既存店の店頭に配置し、販売現場のテコ入れを図る。セブン&アイは、現時点で赤字を垂れ流しているのは今回閉鎖を決めた2店にとどまるとしており、残る約20店舗の百貨店は黒字を確保しているようだ。

   セブン&アイは傘下のスーパー、イトーヨーカ堂についても早期に大なたを振るう計画を併せて発表している。2015年10月には「今後5年間で不採算の40店を閉鎖」としていたが、「向こう1年間(2017年2月期中に)で20店を閉鎖する」と一部を前倒しする。「5年で40店」自体に変更はないものの、リストラによる止血を急ぐ。

   背景には、セブン&アイの株主には現在、ソニーなどに不採算事業の切り離しを要求した強面の米国のモノ言う株主「サード・ポイント」がおり、すでにイトーヨーカ堂のグループからの切り離しなどを求められている。セブン&アイは「サード・ポイントの要求とは関係ない」と強調しているが、株主なのだから関係ない方が不自然というものだろう。

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