2024年 4月 27日 (土)

「鳥取女子」はストレス知らず 充実の育児支援、通勤時間わずか18分

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渋滞少ない、ランチタイムも待たない

   子育て以外にも要因がありそうだ。人口は2016年4月現在で全国最少、人口密度も10番目に小さい。そのため、「例えば道路の渋滞が少ない、ランチで飲食店に並ぶ時間が短い、といったこともストレスを緩和しているのではないかと思います」(広報課)という。

   総務省統計局の2013年調査によると、平均通勤時間は18.2分と全国で2番目に短い。関東大都市圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)は44.9分で2.5倍ほど長いことと比較すると、その短さが際立つ。大都市圏の朝の満員電車を思うと、通勤で感じる心身の疲労は小さいはずだ。

   広報課は「もちろんストレスがまったく無いわけではありません。しかし、自然環境や6年以上続けている県の取り組みが、結果として女性のストレスを少なくし、住みやすい県にしているのかもしれません」と分析した。

   なお、県が他都府県民を対象に2013年に行った「鳥取県へのイメージ調査」では、「田舎」「のんびり」「地味」が上位を占めていた。だが、単に県民性がのんびりしているのではなく、日常でイライラする場面が少ないうえ、生活面での行政の取り組みが「鳥取女子」をストレスから解放してくれているようだ。

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