NHKEテレ(教育)で21年以上続く長寿番組「ストレッチマン」シリーズに関する「驚きの設定」が、いまネット上を騒がせている。「黄色い全身タイツ」でお馴染みのストレッチマンは、全国の子供たちに身体を動かす楽しさを伝えてきたお茶の間のヒーロー。だが、NHK公式サイトに掲載されたプロフィールによれば、「黄色に見えるのは、衣服ではなく皮膚」。つまり、「全裸」だったというのだ。「黄色に見えるのは、衣服ではなく...」1994年から放送されている「ストレッチマン」シリーズは、特別支援学校(学級)向けの教育番組。全身タイツの衣装に身を包んだストレッチマンが、全国の学校を回り、障害を持つ子供たちに「体を動かす楽しさ」を伝える内容だ。今回、「実は全裸だった」として大きな話題を集めているのは、俳優の宇仁菅(うにすが)真さんが演じる「初代」ストレッチマンだ。コミカルな黄色いタイツ姿で子供たちから人気を博し、野太い声質から飛び出す「ストレッチパワー」の決め台詞で親しまれてきた。そんな同シリーズをめぐる「驚きの事実」が話題を集めたのは、あるツイッターユーザーが16年5月26日に投稿した1枚の画像がきっかけだ。そこには、初代ストレッチマンのプロフィールとして、「黄色に見えるのは、衣服ではなく皮膚。つまり全裸」との一文が。このツイートは27日19時現在で1万回以上リツイート(拡散)されるなど、ネットユーザーから大きな注目を集めた。投稿者がアップロードした画像は、NHKが15年から放送している自社CM『受信寮の人々』の公式サイトから引用したもの。また、過去にも、02年から10年まで放送された「ストレッチマン2」の公式サイト(現在は閲覧不能)のキャッシュをみると、「黄色いユニフォームは、皮膚だというのが定説。つまり丸裸で一年中いるということ」との記述が見つかった。つまりは、ストレッチマンが「実は全裸だった」というのは、製作側が以前から決めていた「公式設定」のようだ。NHK広報部「コメントを控えたい」NHKEテレ(教育)が20年以上にわたって平日朝の時間帯に放送してきた「教育番組」に関する「まさかの」公式設定に、ネットユーザーからは次々と驚きの声が上がった。ツイッターやネット掲示板などには、「ストレッチマンって全裸だったの!?」「教育テレビで全裸ヒーロー!すごいやストレッチマン!」「ストレッチマンって全裸だったんだ。今日イチのニュースだわ」といった反応が数多く見つかるほか、「放送コード大丈夫なの!?」といった感想まで出ていた。NHK広報部は5月27日のJ-CASTニュースの取材に対し、ストレッチマンをめぐるこうした設定をホームページ上に記載している点については「事実」と認めた。だが、詳しい理由や経緯などについては「コメントを控えたい」とのことだった。
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