2024年 4月 29日 (月)

「夫のため」を思い暴言と暴力の嵐 増え続ける「妻のDV」が怖すぎる

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【ノンストップ!】(フジテレビ系)2016年6月9日放送
「急増!ヤバすぎるDV妻」

   近年、夫に対する妻のドメスティック・バイオレンス(DV)が深刻化してきた。警察庁のまとめによると、2015年の男性のDV被害者の割合は5年前の6倍に、相談件数は7倍に増えている。

   番組では、思わず背筋が凍りそうなDVの事例を紹介した。妻の言葉づかいが荒々しくなってきたら、危険信号だ。

  • 怖い妻に、じっと耐える夫(写真はイメージ)
    怖い妻に、じっと耐える夫(写真はイメージ)
  • 怖い妻に、じっと耐える夫(写真はイメージ)

ベッドのシーツにケチャップで衝撃のひと言

   街頭インタビューの映像で、いきなりスタジオはビックリだ。

   40代妻が驚きの告白をする。朝、夫がなかなか起きないため「最終手段」として大根おろしを目にかけたという。

MCの設楽統「笑い話で済むうちはいいけど、それを越えてくる...」
博多大吉「ちょっと信じられない」

   だが、家庭問題を多く扱う森元みのり弁護士の元に寄せられたDV相談は、さらに衝撃的だ。事例のひとつは、結婚17年目の夫婦。会社員の夫と専業主婦の妻で、休日には仲良くショッピングに出かける姿が近所でも評判の「仲良し夫婦」......のはずだった。

   平日の夜。夫が帰宅して玄関の鍵を開ける。その瞬間、中から「ガチャッ」と施錠される音。「おかしいな」とまた開けるが、すぐに閉まる。ドアの向こうで妻が鍵をかけ続け、夫を入らせないようにしていたのだ。この「攻防」が延々1時間。

   ようやく家に入ると、目に入ったのはメチャメチャに散らかったリビングルーム。驚く夫に、妻が容赦なく暴言を浴びせる。「あなたが週末、無駄遣いするから今月の家計のやりくりがつかない。どうしてくれるのよ」。週末は楽しく、夫婦の買い物をしたはずなのに、突然の豹変ぶりだ。

   別の日は、夫のベッドのシーツにケチャップで「死ね」の文字が書かれていた。ときには天井からクマのぬいぐるみが吊るされている。結婚式にペアでもらったぬいぐるみだ。しかも夫の分だけ。

   毎日どなられ続けた夫は、命の危険を感じて部屋に妻が入ってこられないようバリケードを張る始末。ストレスから、とうとう職場で倒れてしまった。

夫は、外にいる時の優しい妻が本当の姿だと思い込む

   再現映像を見たスタジオは、全員あ然とした。

設楽「(妻は)週末は優しいんでしょ」
神田うの「奥さん、精神的に病んでるんじゃないですか」
大吉「理由が分からない」

   確かに、なぜ妻はこのような行為に及ぶのだろうか。それは「100%理想の夫になってほしいという思い」からくると森元弁護士はいう。DVに走る妻は夫に対する理想が高いケースが多い。暴力をふるうのも、妻の中では夫を理想に近づけるために「直してあげる」「よりよくしてあげる」ためであって、嫌いだからではない。だから加害者意識はなく、「よかれ」と思って夫に「指摘」してあげている、それでも夫ができないから行動がエスカレートしていくのだ。

   一方、夫は「週末の優しい妻こそ本当の姿」で、時間が経てば「元に戻ってくれるはず」と考えている。だからDVにあっても耐え続けるのだ。週末、外出している際は優しく振る舞う妻。こうした女性は「外目を気にする」タイプで、結婚前の交際中も同様だった可能性が高い。ずっと優しかった妻が、平日家にいる時に限って暴力的になる、これは一時的なはずだと夫は思い込んでしまう。逆に妻は、夫がいつまでも黙っているのでますます増長する悪循環に陥る。

   いつの間にか「DV妻」に変わっていく恐怖。森元弁護士は、ひとつの目安として言葉の変化を挙げた。例えば夫が夕飯を食べるのが遅いとき。妻がかける言葉が「片付かないから早く食べて」はセーフ。だが、「いつまで食べてるのよ」は危険ゾーン、さらに「遅いんだよグズ」となったら完全アウトだ。夫に対する不満が、いつしかDVに傾きかけているサインになるだろう。

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