2024年 5月 5日 (日)

ソフトバンクで何が起きているのか 孫社長がインド人副社長をお払い箱にした理由 

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「後継者はロボットにすれば...」と株主

   アローラ氏の退任に、インターネットでは、

「また突然だな。でも、辞める必要はないだろ。ほかに理由があるんじゃないのか」
「巨額の報酬をぼったくられたってこと? ソフトバンクの従業員と株主は怒っていい」
「カッコつけて『引退』言ってたけど、やっぱり己が一番ってことよ」
「理由がちと苦しいな...」

などと、アローラ氏の退任理由に納得していないと思われる声は少なくない。

   一方で、

「こりゃあ泥舟かwww 逃げ出したインド人が優秀だわwww」
「借金見て逃げ出したんだろ。中身は火の車だもんな」

と、11兆円超(15年3月期)にも膨れ上がったソフトバンクの有利子負債に言及する向きもある。

   当のアローラ氏は株主総会の冒頭に登壇し、「孫社長からは変革に対する種まきをするという仕事を与えられた。ソフトバンクが今後、成長するための基盤をつくれたと自負している」と述べ、円満退社を強調した。

   アローラ氏の着任で、ソフトバンクは米スプリントやフィンランドのゲーム大手のスーパーセル、携帯端末の卸売りの米ブライトスターを相次ぎ買収。それにより有利子負債も膨らんだが、最近の9か月間に、中国のアリババグループ株や、スマートフォンゲームのガンホー・オンライン・エンターテイメント株やスーパーセル株の売却も決め、総額2兆円を「回収」した。

   これには、

「孫もやるじゃん! 2兆円を手にしたら、即お払い箱ってことかよ」

といった声もネット上であがった。

   さらに、孫社長は株主総会で、

「真の情報革命、AIやスマートロボットの進歩(シンギュラリティ)で、300年以内にわれわれの平均寿命が200歳になる時代がやってくる!」

と、奇想天外な予想もぶち上げた。すると、ある株主からは「後継者はロボットにすれば...」などと皮肉られていた。

   ちなみに、この日のソフトバンク株は、朝方にやや値を下げたものの、その後は上昇に転じ、一時は前日比196円高の6038円まで上昇。日経平均株価が103円39銭値下がりするなか、終値は152円高の5994円で引けた。株価のうえでは、孫社長の「続投」が好感されたようだ。

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