2018年 10月 23日 (火)

「看守が倒れた」そのとき囚人は 米拘置所「集団脱獄」の真相

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   米テキサス州の拘置所で、意識を失って倒れた看守の命を救うため収監者たち集団で「脱獄」する事件があった。おかげで看守の命は助かり、全米の称賛を集めている。 2016年7月、CNNなど複数の海外メディアが報道した。

防犯カメラの映像で助ける様子が全米に流れた

   CNNの報道によると、事件が起こったのは2016年6月23日、同州パーカー郡にある拘置所。監房前で収監者たちと雑談をしていた看守が、突然座っていた椅子の上でぐったりして意識を失い、床に崩れ落ちた。収監者たちが声をかけても看守は起きない。大声で助けを叫んでも他の看守はこなかった。

   収監者たちは相談した。助けるために扉をこじ開けて外に出ると「脱獄」になり、不利になる。数秒間ためらった後、全員で扉をこじ開け、収監者のうち5人が外に出た。看守は呼吸と脈が止まっていた。5人は、看守をゆすったり、扉を叩いて助けを呼んだり、看守の無線で外部と連絡をとったりした。

   すぐに騒ぎを聞きつけた別の看守らが到着、救急隊を呼び、除細動器を使って看守を蘇生させた。「脱獄」事件の捜査にあたった同州パーカー郡保安官事務所は、看守の命が助かったのは収監者の素早い行動のおかげだと称賛、この時の収監者の様子を映した防犯カメラの映像をマスコミに公開した。

   この拘置所は、群裁判所の地下にあり、未決囚や比較的罪の軽い者たちを拘留している。5人は「脱獄」の罪が加算されることは免れたが、引き続き暴行や麻薬などの罪に問われている。

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