2024年 5月 6日 (月)

子宮頸がんワクチン接種の中止が続くと 現在13~17歳女子の発症リスク3倍に

生まれた年度によってワクチン接種率に大きなバラツキ

   このため、生まれた年度によってワクチン接種率に大きなバラツキがある。

   研究チームは、1993~2008年度の女性が20歳時にHPVウイルスに感染するリスクを生まれた年度ごとに算出した。その結果、ワクチン接種の再開が1年遅れるごとに感染リスクに大きな差が出ることを明らかにした。特に一番影響が出やすいのが2000~2003年度生まれの女性(現在13~17歳)で、2020年まで再開が伸びたと仮定すると、接種の助成が始まった世代である1995~1999年度生まれの人たちに比べ、感染リスクは約2.5~3倍高くなる。

   研究グループでは「生まれた年による子宮頸がん発症リスクの格差を最小限にとどめるには、2016年度中の再開がのぞましい。もし、再開が来年度以降にのびる場合は、中止期間中に12~16歳だった女子も摂取対象に含めるべきだ」とコメントしている。

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