8月2日は数字の語呂合わせで「パン(8)ツ(2)の日」。一部の下着メーカーが1980年代に始めたキャンペーンで、もともとは本命の男性に女性がパンツをプレゼントする日として始まった。ツイッターでは現在、イラストや、自身が着用した写真などをアップして盛り上がるなか、通販会社がツイッターで紹介したある商品にも注目が集まっている。それは女性用の縞パンで作った「ぱんつ帽子」で、おまわりさんにも声をかけられること間違いなし!なのだそうだ。「パンツの日」はツイッターで大盛り上がりネット通販の「ヴィレッジヴァンガードオンラインストア」は2016年8月2日、「パンツの日」にちなんで公式ツイッター上で「この機会にパンツ買いましょ」という謳い文句で同社が販売しているパンツや、関連グッズの特集を組んだ。その中でひときわ目についたのが「ぱんつ帽子」で、ネット上でちょっとした話題になっている。商品説明を見ると、パンツが大好きな人のための帽子で、ブルーの縞パンとピンクの縞パンを使った2種類がある。足を通す部分はそのままになっていて、見る角度からはパンツを被っているように見える。「街の視線を釘づけ間違いなし!」「ピンクの縞パンでできています。オフ会の待ち合わせや、ナンパ待ちの話題づくりにどうぞ。おまわりさんにも声をかけられること間違いなし!」などといった紹介文も付いている。素材は綿とニットで、Sサイズだが、かぶり口は約60センチまで伸びる。クリエイターが自宅で一つずつミシンを使って手作りをしているそうで、価格は税込みで2581円。この商品を見つけた人たちはツイッターで嬉しそうに、「パンツ帽子欲しい......」「つ、ツインテール用ですね!!わかります」「パンツ帽子だってのうじゅうの誕生日パンツ帽子にすればよかったかな、、、、、」などとつぶやいている。売り切れた場合は順次仕入れていくヴィレッジヴァンガードにJ-CASTニュースが8月2日に取材したところ、クリエイターから仕入れて発売を開始したのは昨(15)年からで、こういうネタ系の商品の割には売れていて、これまで30~50点販売しているという。ネットで話題になっているため売り切れも予想されるが、順次仕入れていくと話している。実際に購入した人は被って街を歩いているのかどうかについては、「実際に帽子として使用したり、プレゼントにしたり、イベントなどに持って行くなどはお客様それぞれだと思います」ということだった。ちなみにこの「パンツの日」、関西の一部の下着メーカーが1980年代半ばに女性が本命の男性にパンツをプレゼントする日として「制定」したのだが、なかなか販促にはつながらなかった。婦人用インナーウエア、ナイトウエアのメーカーの団体、日本ボディファッション協会にJ-CASTニュースが話を聞いたところ、「パンツの日」というのは知っているけれども、業界でこれを盛り上げようとする動きは無いということだった。ネット上での密かな楽しみに形を変えているようだ。
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