2024年 5月 4日 (土)

東急線用賀駅で「何が起こったんだ」 顔ぶつかっただけで電車のドアガラス大破

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強化ガラスの「弱点」とは

   東急電鉄の広報担当者が「そう頻繁には割れません」と断言する強化ガラス。客がぶつかっただけで割れる、ということは実際あり得るのだろうか。

   旭硝子(東京都千代田区)の公式サイトによると、強化ガラスは通常の板ガラスに比べ、3.5倍の強度がある。しかし同時に、表面のちぢめようとする力と内部の引っ張る力のバランスがくずれると、全面が一瞬にして割れてしまう弱点も持っているという。今回の事故も、そうした強化ガラスの弱点が「突かれた」ことで起こったのかもしれない。

   実際、国内外を問わず、電車の強化ガラスが粉々に割れるトラブルが報じられていた。05年9月にはJR九州の特急列車「かもめ」「ソニック」で、客席横の窓ガラスが走行中に相次いで破損。また、13年6月には中国の高速鉄道CRH「和諧号」の「超強力防弾ガラス」がハトの衝突でひび割れを起こしている。

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