2024年 4月 26日 (金)

「もっこり竹の子観光」というバス会社 あの岡口判事も関心、ネットで再び話題に

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「おかげさまでガンガン儲かっております」

   しかし、命名当時は不安もあったという。名称を卑猥だと思う人もいるかもしれない、と思ったからだ。法務省の登記申請所に相談したところ、若い担当者から「良い名前だ!」とのお墨付きをもらったため登録を決めた。

   実は「もっこり竹の子」の名前自体に深い意味はなく、まずお客に覚えてもらえて使ってもらえる日本らしいものを考え、向日葵、ドングリ、タンポポといった候補の中で「竹の子」に決めた。しかし、これだけではインパクトが足りない。当時は「笑っていいとも!」など強調する文言を付けるのが流行だったため、「竹の子」の前に「もっこり」を付けた。

「良い意味でも、悪い意味でも、話題になるのではないか、と思いました。するとラジオ番組から取材が入り、その思惑は『成功した』という感じでした」

と三瓶社長は語った。そんなこんなでこの名前は親しまれ、事業の方も、

「おかげさまでガンガン儲かっております」

ということだった。

   ただし、数年前に皇居で行われた叙勲授与式の送迎でバスを走らせたとき、宮内庁の担当者から、

「もっこりとは如何なものか。明日から来ないで、と断られ落ち込んだこともありましたが、それは一時だけで、今も『もっこり』の名前の付いたバスが叙勲授与式の送迎に活躍しています」

   幼稚園児の送迎も行っていて、先生からは「もっこりさん」と呼ばれているという。

   また、同社のバスガイドさんもガイドの際には「もっこり」の部分を強調して話すのだそうだ。

「なにか楽しそうで、もう言いたくてたまらない、そんな風に見えますね」

と三瓶社長は話していた。

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