2024年 4月 20日 (土)

ワタミ、1万人アルバイト時給引き上げ ブラックイメージは払拭できるか

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忘年会シーズン前に人材確保

   求人情報会社のリクルートジョブズが2016年9月20日に発表した「アルバイト・パート募集時平均時給調査」によると、8月の三大都市圏(首都圏・東海・関西)の平均時給は全体で、前年同月に比べて19円(2.0%)増えて988円(前月比1円、0.1%増)となった。

   職種別では、「製造・物流・清掃系」(平均時給977円、前年同月比24円、2.5%増)をはじめ、すべての職種で前年同月よりもプラス。「フード系」の8月の時給は平均953円で、前年同月比で16円、1.7%増えた。「製造・物流・清掃系」や「販売・サービス系」(20円、2.1%増)に次ぐ高い伸びだった。

   ただ、前月比に限ると、他の職種が軒並み横ばいか減少したのに対して、フード系だけが4円、0.4%増とプラスを確保した。

   さらに、首都圏の平均時給は前年同月比18円(1.8%)増の1028円で、「フード系」は20円(2.0%)も増えて1001円を付けていた。

   リクルートジョブズは、「外食業は(現在の統計になった)2011年1月以降、5年8か月連続で右肩上がりを続けています。毎年、繁忙期に当たる忘年会シーズンは多くの人材を確保する必要がありますが、仕事になれてもらうことを考えると、9~10月に採用、11月には研修を終えるような流れです」と話す。つまり、この10月が人材確保の「勝負」ともいえるわけだ。

   そのため、時給の引き上げはもちろん、一般に居酒屋などは学生アルバイトが多く働くが、最近は「シフト体制を細分化して、主婦やシルバー層でも働ける態勢を敷いているところは少なくありません」と、どこも工夫を凝らしているという。

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