2024年 5月 7日 (火)

コカ・コーラ「東・西」が統合 巨大ボトラー誕生でこれから起きること

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

非炭酸市場でのシェアをどう伸ばしていくか

   こうした事情から日本のコカ・コーラボトラーの経営環境は厳しさを増すばかりで、1990年代後半からボトラーは再編を繰り返してきた。その歴史はこうだ。1999年まで全国に17社あったボトラーは2001年に14社、2006年には12社、2013年には8社、そして2015年には6社まで再編された。来春には東西コカ統合による新会社誕生で、北海道、北陸、みちのく、沖縄を含む5社に集約されることになり、「国内ボトラーの再編はとりあえず幕を降ろす」(関係者)ことになった。

   ただ、短期間で再編を繰り返してきたため、工場の統廃合などが進んでいないとされ、業界では「統合効果は当初の狙い通りには進んでいない」(同)との見方が大勢を占めている。こうした状況を新会社のトップとなる吉松社長がどう打開していくか。そして、課題でもある非炭酸市場でのシェアをどう伸ばしていくか。業界からも吉松社長の手腕に熱い視線が注がれている。

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