2018年 12月 10日 (月)

「リステリン」でうがいすると淋病を防げるってホント?

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   最近、HIV(エイズ)や梅毒をはじめとする性病(性感染症)が若い人の間で増えている。その代表的な病気「淋病」(淋菌感染症)を、薬局で手に入るおなじみの口内洗浄液「リステリン(LISTERINE)」で防ぐことができるという研究がまとまった。

   本当ならうれしい!......おっと、喜んではいけない。しっかり、普段から予防策に気をつけたい。

  • 英国紳士は19世紀からお口クチュクチュ(イラスト・サカタルージ)
    英国紳士は19世紀からお口クチュクチュ(イラスト・サカタルージ)

男性は尿道に激痛、女性は不妊症や子宮外妊娠に

   厚生労働省のウェブサイトの「性感染症年次報告数」を見ると、淋病の患者数は、2015年の定点観測(855医療機関)で計8974人にのぼり、クラジミア、性器ヘルペスに続き、第3位だ。

   性病の総合情報サイト「STD(性感染症)研究所」の「淋菌感染症ってどんな病気?」を見ると、こう説明している(要約抜粋)。

「『淋菌』が感染して起こる病気で、1回のセックスによる感染率は約30%と高い。最近、オーラルセックス(フェラチオ)による感染が多い。通常は粘膜同士の接触や、精液、膣分泌液を介して感染するが、咽頭(のど)から性器へ、性器から咽頭への感染が増えている」
「男性が主に感染する場所は尿道で、尿道炎や副睾丸(こうがん)炎を引き起こし、粘り気のあるうみを出し、激痛を伴う。一方、女性が主に感染する場所は子宮頸管(子宮の入口の管)だ。治療せずに放っておくと、淋菌が腹腔内に侵入し卵管炎や骨盤腹膜炎を起こし、不妊症や子宮外妊娠の原因になる」

   男性の症状が分かりやすいのに比べ、女性の場合は、「おりものの増加」「不正出血」「下腹部の痛み」などがあるが、重症化するまで症状が出ない人が多い。また、オーラルセックスの後に「のどの痛み」「腫れ」「発熱」が出る場合は要注意だが、これも症状が出ない場合が多いという。いずれにしろ、淋菌に感染した男女の約30%はのどにも淋菌を持っている。だから、厚生労働省では2012年12月3日にウェブサイトで「オーラルセックス(口腔性交)による性感染症のQ&A」を発表し、危険性を呼びかけたほどだ。

たった1分ですべての淋菌が死滅

   このやっかいな淋病を、ありふれた口内洗浄液「リステリン(LISTERINE)」で防ぐことができるという研究をまとめたのは、オーストラリアのメルボルン性の健康センターだ。英医学誌「Sexually Transmitted Infection」(電子版)の2016年12月20日号に発表した。

   「リステリン」は医薬部外品の口内洗浄薬(マウスウォッシュ)のブランド名だ。19世紀半ばに英国で消毒薬として誕生、その後、口内菌の消毒に効果があることがわかり、現在、米の製薬・医療機器大手ジョンソン・アンド・ジョンソンが口内洗浄薬として世界中に販売している。

   さて、論文によると、研究チームは淋菌に対する「リステリン」の殺菌能力を次の2つの方法で実験した。

   (1)淋菌を培養した容器に市販の2種類の「リステリン」(『クールミント』と『トータルケアクール』)を塗布した。すると、わずか1分間ですべての淋菌が死滅した。4分の1に薄めた液体でもほとんどの淋菌を殺した。比較のために生理食塩水を塗布した場合は、まったく殺菌効果がみられなかった。

   (2)淋病に感染し、のどにも淋菌を持っている男性患者196人を、市販の「リステリン」(『クールミント』)で1回うがいをするグループと、生理食塩水で1回うがいをするグループの2つに分けた。そして、うがいの後にのどに綿棒を入れて淋菌の陽性・陰性反応を調べた。すると、「リステリン」でうがいをした人は48%が陰性に変わったが、食塩水で陰性に変わった人は16%だった。陰性に変わったということは、綿棒に淋菌が生存していないことを意味する。

   研究チームは、論文の中で「1回のうがいで、約半数の患者ののどから淋菌を排除することができました。リステリンは安価で簡単に手に入る薬剤です。これで、毎日口をすすぎ、うがいをすることが淋病の予防につながる可能性があります」とコメントしている。ただし、「196人という患者のサンプルが少なすぎる」という指摘が論文のレビューでも出された。研究チームも論文の最後で「さらなる研究が必要だ」と述べている。

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