2024年 5月 4日 (土)

【男の相談室】コンドームいらずの男性避妊薬 注射1本、生殖機能回復も可能

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

世界の貧困層への「安くて確実な」避妊法

   そもそもどういう理由で、ベイサルジェルの開発が始まったのだろうか。

   「ニューズウイーク」日本版の「コンドームいらずの男性避妊法まであと少し」(2014年9月11日)によると、パーセマス財団は製薬業界が取り扱わない「埋もれた先進的医学研究」を支援し、所得が低い層や途上国の人々が利用できる低価格の医薬品を開発する目的で設立された。貧困の解消には避妊が欠かせないが、貧困層の男性にはコンドームを使いたがらない人が多い。かといって、女性が半永久的に避妊できる「避妊リング」の装着は、米国では約800ドル(約9万円)もかかる。ベイサルジェルはホルモン剤を使用せず、効果が長続きする避妊法として注目されているという。

   同誌の取材に対し、財団の担当者は「女性の避妊の費用が薄型テレビの値段より高いようでは、避妊の普及など望めない。ベイサルジェルをパイプカットの費用より安く提供できるよう開発を進めたい」と語っている。

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