2018年 12月 11日 (火)

滑り台で首がひっかかり窒息死 公園で遊ぶ子どもをこう守ろう

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   春が近づき暖かくなってくると、公園で遊ぶ子どもが増えてくる。公園には思わぬ事故の危険がひそんでいるため、消費者庁の保護者向けウェブサイト「子ども安全メールfrom消費者」は2017年2月9日、公園の遊具で遊ぶ時の注意項目を発表した。

   衣服が滑り台に引っかかって窒息死したり、ジャングルジムから転落して頭蓋骨を折ったりする事故の事例を紹介している。日本小児科学会でもアスレチック公園などの大型遊具の事故に気をつけるよう呼びかけている。

  • 公園の遊具には危険がいっぱい
    公園の遊具には危険がいっぱい

ジャングルジムの頂上から転落、頭蓋骨骨折

   消費者庁が公表したここ数年間の事故の事例は次のとおりだ。

【事例1】(3歳女児・死亡)滑り台のつっぱり部分にポンチョが引っかかり、首が締めつけられる状態に。救急搬送されたが後日死亡した。
【事例2】(7歳男児・重症)滑り台の滑走面を逆に登り、上から滑り下りた子どもと衝突、約3メートル下の地面に転落。頭蓋骨を骨折した。
【事例3】(4歳男児・重症)ジャングルジムで遊び、高さ2.6メートルの上に立った時に転落。頭部を打撲、頭蓋骨骨折と脳内血腫で入院。
【事例4】(1歳女児・中等症)上の子に付いていき、滑り台の一番上で遊んでいた。親が上の子に気を取られていた時、落下音がしたので見ると地面に転落していた。頭部打撲と顔面出血で1週間入院。
【事例5】(7歳男児・中等症)滑り台の柵を越えて遊んでいたところ、高さ3メートルから転落。胸と背中の骨を骨折した。
【事例6】(9歳男児・中等症)滑り台の上で滑り降りる順番を待っていると、柵を越えて横から入ってきた子どもに押されて転落。右ひじを骨折、手術のため入院した。
【事例7】(5歳女児・中等症)滑り台を滑り降りる途中で、腐食した部分の金属が指に刺さった。治療のため入院した。
【事例8】(11歳女児・中等症)ブランコの周りの柵に坐っていた。急にバランスを崩し、コンクリートに顔面から転落。夜、目に痛みが出て、物が二重に見えるようになり、吐き気も出た。頭部CTスキャンの結果、目の周りの骨が折れる眼窩底(がんかてい)骨折と診断された。
【事例9】(2歳男児・中等症)約3メートルのジャングルジムの頂上から後ろ向きに転落。地面は人工芝だったが、後頭部に数センチの血腫が認められ1週間入院。
【事例10】(6歳女児・中等症)高さ2メートルの雲梯(てい)から手を滑らせ、ひじから転落、ひじをはく離骨折した。前日から雨が降っていて、雲梯は濡れていた。

   こうした事故を防ぐためには次のことに注意するよう呼びかけた。

(1)施設や遊具の対象年齢を守る。
(2)6歳以下の幼児には保護者が付き添う。
(3)遊具に引っかからないよう子どもの服装や持ち物に注意する。
(4)遊具の使い方を守らせ、順番待ちでは人を押したり突き飛ばしたりしないようにさせる。
(5)天候に気をつける。
(7)遊具の不具合や破損を見つけたら、使わずに管理者に連絡する。

安全ネットも張っていないアスレチック遊具

   一方、日本小児科学会でも2017年2月、子どもの事故を注意喚起するウェブサイト「Injury Alert」(傷害速報)で、アスレチック公園などの大型複合遊具で起きた次の事例を紹介している。

【事例1】(3歳女児・重症)。船の形をした複合型遊具で父親と遊んでいた。高さ3.5メートルの場所にある、丸太とチェーンからなる吊り橋を渡っているとすき間から転落、大腿骨を骨折した。52日間入院した。3年後に検査すると、骨折側の骨が健康な側に比べ成長が早くなる「過成長」が確認され、骨折側の大腿骨が1.2センチ長くなっていた。 丸太製の吊り橋は揺れ動く構造になっており、通常は7.5センチだが、最大時は25センチにまで広がり、女児が落ちるのに十分なすき間があった。日本小児科学会は事故に対する「コメント」でこう警告している。「この事故は『遊び方に注意しましょう』という指摘では予防できない。日本公園施設業協会の安全基準を満たしていない遊具の不備が原因だ。吊り橋の下に安全ネットも張っていなかった」

【事例2】(3歳女児・中等症)滑り台とのぼり棒を組み合わせた大型の遊具で、幼稚園児たちが遊んでいた。保育士が気づくと、3歳女児がのぼり棒の上部に首をはさんだ状態で、ダランとぶら下がっていた。急いで助け下ろすと意識はなかったが呼吸は保たれ、まもなく意識も回復した。救急搬送され、呼吸、循環、意識レベルを詳しく検査したが異常はなく、1日入院しただけで帰宅した。
遊具の上部天板は地面から約2.2メートルの高さにあり、女児は柵の間をすり抜けた際に誤って転落し、首がのぼり棒上部の水平部分と柵の間にはさまった。日本小児科学会では「コメント」でこう警告している。「のぼり棒から降りるためには柵が邪魔で、首がひっかかりやすい構造になっていた。遊具が安全基準を満たしていない」

   つまり、2つの事故とも遊具の構造に問題があったわけだ。こういう危険な遊具が多くの公園に残っているため、くれぐれも注意して子どもの遊びを見守りたい。

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