籠池氏の松井知事への激しい怒り これは「逆恨み」なのか

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   学校法人「森友学園」(大阪市)の小学校新設認可の取り下げをめぐり、同学園の籠池泰典理事長が大阪府の松井一郎知事に怒りをぶちまけた。

   証人喚問や記者会見で、「松井氏にはしごを外された」「(認可を)ひっくり返したのは維新の会だ」などと恨み節を述べた籠池氏。一方の松井知事は「逆恨みだ」とツイッターで反論している。

  • 真相はどっちだ(松井氏の写真は16年6月撮影、籠池氏の写真は17年3月撮影)
    真相はどっちだ(松井氏の写真は16年6月撮影、籠池氏の写真は17年3月撮影)

「はしご段を外された」

   籠池氏は2017年3月23日の国会証人喚問で、「九分九厘できあがっていて、はしご段を外された。(原因は)大阪府、松井知事と思っています」と明言。

   また、山本太郎議員(自由の党)に「はしごを外され、怒りを感じた政治家は? 3人ほどでも構わないですが」と差し向けられると、「大阪府知事です」と答え、「それ以外にはおりますか?」という追加質問にも「大阪府知事です」と繰り返した。

   森友学園の小学校新設については、大阪府私学審議会(私学審)が15年1月に「条件付き認可適当」と答申。これをうけ、学園側は国有地の取得や校舎の建設を通じ、着々と開校準備を進めていた。しかし、一連の騒動で、認可決定権を持つ大阪府は17年3月6日、同月中の認可を先送りすると発表。学園側も10日、認可申請を取り下げた。

   籠池氏は、認可基準を緩和してもらうよう複数の政治家に働きかけたと証人喚問で証言し、その中には松井氏が代表を務める日本維新の会(維新)の議員も含まれている。加えて、私学審の答申にも「政治的な背景があった」との認識を示した。

   そんな状況の中、怒りの矛先は維新へも向けられた。証人喚問後に行われた記者会見で、「学校をひっくり返したのは維新の党だと思っている」「安倍首相に近い維新の会あたりが動くことによって、今度は(認可を)元に戻してしまえという力が動いたと思っている。一番バカを見るのは学園の方だ。ここでどうしてはしごを叩き潰すのか」と声を荒げた。

「はしご」は誰がかけたのか

   言われてばかりの松井氏ではない。23日、こうした籠池氏の発言に反論している。ツイッターで、

「籠池氏は、僕にはしごを外されたと恨んでいるようですが、申請書類に虚偽記載濃厚となれば、手続きを見直すのは当然です。逆恨みはやめていただきたいものです」

とピシャリ。

   さらに、

「はしごは自分でかけた。かけたはしごは虚偽だらけ、でも、そのはしごを外した松井を恨んでる。何故、恨まれなければならないのか? 意味不明です」

と疑問を呈した。

   一方、下地幹郎議員(維新)は籠池氏の証人喚問で、「松井さんは、あなたの学校ができるようにはしごをかけてあげた」「はしごは外されたのではなく、あなたが自らはしごから落ちた」と、松井氏とはやや異なる見解を述べている。

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