2020年 2月 28日 (金)

本田真凜「やばいやばいやばいやばい」 羽生結弦が「奇跡の逆転優勝」

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   銀盤の王子が異彩を放った瞬間だった。

   フィギュアスケートの世界選手権は2017年4月1日、男子のフリーが行われ、羽生結弦(22=ANA)が自身の世界記録を更新する223・20点を叩き出し、SPとの合計321・59点で金メダルを獲得した。

   SP2位の宇野昌磨(19=中京大)は214・45点を記録し、フリーでは初めて200点の大台を突破した。合計点も初めて300点を超え(319・31)、銀メダルを獲得した。

  • 歴代最高得点をマーク(写真は2014年4月24日撮影)
    歴代最高得点をマーク(写真は2014年4月24日撮影)
  • 本田真凜も驚き隠せず(写真は2016年11月21日撮影)
    本田真凜も驚き隠せず(写真は2016年11月21日撮影)

圧巻のノーミス演技

   羽生が冒頭の4回転ループに成功すると、会場は拍手に包み込まれた。それに後押しされたのだろうか。羽生はSPで失敗した4回転サルコーと3回転トウループの連続技も鮮やかに決めたほか、3回転フリップ、4回転サルコー、4回転トウループと3回転半‐2回転トウループ、3連続ジャンプ、3回転ルッツ...ジャンプをすべて跳び切った。満足気な表情を浮かべてキス・アンド・クライに戻った羽生に、会場アナウンスは「223.20」の世界歴代最高得点を告げた。

   2日前のSPは振るわなかった。演技冒頭の4回転サルコーと3回転トウループの連続技に失敗した上、名前がコールされてから30秒以内に演技し始めなければならないルールにも抵触した。得点98.39の5位に終わり、首位のフェルナンデス(スペイン)とは10点以上離された。

   しかも羽生は今季、出場した5戦すべてのフリーで何かしらジャンプのミスを犯している。4回転サルコーと3回転トウループの連続技に至っては、1度も成功していなかった。

   解説者の佐野稔氏は、3月31日付のサンケイスポーツに寄せたコラムで

「羽生は、4回転サルコーがトラウマになっている。無我夢中で跳べておらず、練習をたくさんしてきたというコメントを報道で見聞きするが、結果が出ていないということは克服できていないということ」

とコメント。フリーでフェルナンデスを破るためには

「3種類持っている4回転ジャンプをミスなく滑りきるしかない」

と指摘していた。

   だが羽生は見事、フリーで4本の4回転ジャンプを成功し、世界歴代最高点で最高のパフォーマンスを見せた。

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