2018年 10月 22日 (月)

全粒粉ライ麦パンで20歳寿命が伸びる!? 長生き遺伝子を活性化させる成分を発見

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   ライ麦の外皮に含まれている成分がハエの寿命を約20%も伸ばすことを東京工科大学の今井伸二郎教授(応用生物学)らの研究グループが発見し、英科学誌「Scientific Reports」(電子版)の2017年3月2日号に発表した。

   人間でいえば、80歳の人が100歳くらいまで寿命が伸びることに相当し、ダイエットや老化の防止、健康寿命を伸ばす効果が期待できるという。

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    ライ麦パンのサンドイッチ。全粒粉で食べよう

ショウジョウバエの平均寿命が20%以上伸びた

   J-CASTヘルスケアの取材に応じた今井教授によると、ライ麦外皮や小麦外皮(ふすま)は、繊維質が豊富で健康食として重用されてきた。特に「地中海式ダイエット」として注目されるギリシアのクレタ島や南イタリアの伝統的な食事には、全粒粉パンやパスタに多く使われている。また、クレタ島や南イタリアの人々は健康寿命が長いことが知られている。ライ麦や小麦の外皮のどの成分が効果を示すのか、これまでわからなかった。

   そこで、今井教授らはライ麦や小麦の外皮に多く含まれる「アルキルレゾルシノール」という成分に注目した。ポリフェノールの1つで抗酸化作用がある。ハエの仲間のショウジョウバエに、この成分を混ぜたエサを数十日間与えると、通常のエサをとっているのと比べ、寿命が平均で10日伸びた。ショウジョウバエの平均寿命は45日だから約22%寿命が伸びた。あくまで計算上だが、人間でいえば、平均寿命を80歳とすると100歳まで伸びたことになる。ハエに与えたエサの成分量は、ライ麦・小麦のふすまなら10グラム、全粒粉ライ麦の食パンなら6枚切り1枚分(60グラム)に相当する。毎日ライ麦の食パン1切れを食べると、寿命が20年も伸びる?

肥満や糖尿病などのメタボ予防にも効果が

   今井教授はこう説明する。

「これは『長生き遺伝子』と呼ばれるサーチュイン遺伝子を、アルキルレゾルシノールが活性化させたためと思われます。タンパク質は生命の維持に重要ですが、中には『アセチル化』という反応を起こして機能していないタンパク質があります。『アセチル化』は『アセチル基』を外すと元に戻るのですが、サーチュイン遺伝子は『アセチル基』を外す働きがあり、機能していないタンパク質のスイッチをオンにするのです。それが、寿命を伸ばすと考えられます」

   サーチュイン遺伝子が欠損したハエにアルキルレゾルシノールを与えても寿命は伸びなかった。このことは、寿命が伸びたのはサーチュイン遺伝子による効果で、そのサーチュイン遺伝子をアルキルレゾルシノールが活性化させたことを示している。サーチュイン遺伝子を直接活性化させる成分の発見は世界初だという。

   サーチュイン遺伝子は寿命延長の効果ばかり脚光を浴びているが、サーチュイン遺伝子を活性化させると、肥満や糖尿病などのメタボリックシンドローム(代謝症候群)の予防に効果があることが過去の研究で実証されている。

   今井教授はこう語った。

「アルキルレゾルシノールは、ライ麦、小麦ともに外皮に含まれており、胚乳である小麦粉などにはほとんど存在しませんから、全粒粉のパンを食べないと効果はありません。日本人の寿命は、女性で86歳と十分な長さで、これ以上の寿命延長がよいとは思えません。しかし、実際は寝たきりの人が多く、健康寿命が長い状態とは言えません。サーチュイン遺伝子を活性化できれば、脳梗塞や心筋梗塞などの予防が進み、健康寿命の延伸が期待されます。アルキルレゾルシノールの摂取により健康寿命を伸ばす一助となる可能性があります」
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