2024年 5月 5日 (日)

「がん検診」の疑問を徹底解説 値段は?回数は?効果あるの?(前編)

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大腸の便潜血検査は全国平均で584円

   国が推奨するがん検診は、以下の通りだ。

(1)胃:エックス線検査と胃内視鏡検査。いずれも50歳以上、2年に1回。
(2)大腸:便潜血検査。40歳以上、1年に1回。
(3)肺:胸部エックス線検査。40歳以上、1年に1回。
(4)乳房:マンモグラフィ。40歳以上、2年に1回。
(5)子宮頚部:細胞診。20歳以上、2年に1回。

   これらを定期的に受けた場合、がんによる死亡リスクが下がるという検証結果が出ている。胃のエックス線検査を受けたケースでは、死亡率は59%減となる。以下、胃内視鏡検査では30%減、大腸の便潜血検査は60%減、胸部エックス線検査は28%減、マンモグラフィは25%減、子宮頚部の細胞診は78%減といった具合だ。

   番組によると、これらの検診は「検診を受けてがんが見つかったから助かった人」が確実にいることが証明されているものだ。まずは、こうした検診をしっかり受診したい。

   気になる費用は、自治体によって若干の差はあるが、番組が紹介した全国平均を見るとおおむね1000円台、最も高い胃内視鏡検査でも3116円だ。逆に大腸の便潜血検査は、584円で受けられる。(後編に続く)

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