軽自動車には軽油? 「意外と多いトラブル」だった

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   軽自動車の「軽」の意味を誤解し、給油の際に軽油を入れようとする――という話は、インターネット上では半ば冗談のように繰り返し語られている。ゴールデンウィーク期間の2017年5月4日、同様の体験談がツイッターに投稿されると、3万回以上リツイートされるなど、大きな驚きと話題を呼んだ。

   しかし、JAFによると、給油ミスによるトラブルは珍しいものではないという。

  • 軽油はディーゼル車用だが…(画像はイメージ)
    軽油はディーゼル車用だが…(画像はイメージ)

スタッフが制止したものの...

軽自動車でいらっしゃった若いお客様
「軽油お願いします」
「ガソリンエンジンなのでレギュラーガソリンですが...」
「軽自動車です」
「エンジンはガソリンですよ?」
「だから軽油で」
「軽油はガソリンではないんですが...」
「軽なんです」
「エンジンはガソリン...」
「もういい他行く」

   注目を集めているのが、ガソリンスタンドのスタッフというユーザーによるこちらのツイートだ。軽自動車に軽油を入れようとした客を制止したものの、客はそれを振り切り、軽油を求めて他のガソリンスタンドへ去ったという内容で、この投稿は3万回以上リツイートされ、広く拡散された。

   このツイートには、驚きの反応に加えて

「今日私が働くガソスタ(セルフ)に軽で来て軽油入れて車壊しかけた方がいらっしゃいました」
「自分の弟はそれやって、工場へ車持っていきました」

など、同様の状況を実際に見聞きしたという他のユーザーからのリプライも寄せられた。

初給油とマイカー以外に注意

   だが、JAFの「クルマ何でも質問箱」で「意外と多いトラブル」として紹介されるなど、燃料の入れ間違いはそう珍しいものではないようだ。

   JAF発表の資料「燃料の給油違いによるトラブル全国調査結果」によると、給油ミスによる出動の件数は337件(2007年12月1日から2008年1月31日)、236件(2008年12月1日から2009年1月31日)、255件(2009年12月1日から2010年1月31日)、332件(2010年12月1日から2011年1月31日)、256件(2012年5月1日から2012年6月30日)、258件(2013年9月1日から2013年10月31日)と推移している。

   多くの年で2か月間のうちに250件前後発生しており、単純計算でもその6倍、年間で1500件ほどが発生していることになる。

   また、いずれの年においても、給油ミスが頻発するのはドライバーが自身で給油作業を行うセルフ形式のスタンドだった。ガソリン車に軽油を入れるミスが約半数を占めているが、5%前後と少数であるものの、灯油を誤給油したトラブルもあった。 しかし、発生した原因として挙げられる理由は「うっかり」、「勘違いした」、「いつも乗る車と同じ燃料と思い込み」などの確認不足が主で、「軽自動車は軽油だと思った」の割合は意外にも低かった。また、セルフスタンドの普及も原因の1つのようだ。

   JAFは、公式サイト上で

「セルフ式給油スタンドが増加していることから、マイカーではない車両や、初めて乗る車両に給油する時は、必ず車検証や取扱説明書で燃料の種類を確認するなど、慎重に給油するようドライバーに呼びかけてまいります」

と、給油に関して注意を呼び掛けている。

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