2024年 5月 4日 (土)

ガーデニングにレジオネラ感染のリスク

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こまめに手を洗うこと

   研究報告では、造園業者や園芸家、また趣味でガーデニングを楽しむ人たちに注意を呼びかけている。まず、袋詰めの堆肥の開封は顔の正面で行うことを避け、袋を動かす際には高く持ち上げないようにするべきという。できれば、作業の合間でも、こまめに手を洗うことを勧めている。マスクや手袋の使用は効果がみられなかったという。

   プリースト教授によると、喫煙者や、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を抱える人たちは感染しやすいので、ガーデニング作業の際には特に注意が必要だ。

   東京都感染情報センターのウェブサイトによると、レジオネラ肺炎の潜伏期間は2~10日。全身倦怠感や頭痛、筋肉痛などの症状に始まり、乾いた咳、痰、高熱、悪寒、胸痛が現れるという。腹痛や下痢などの消化器症状や、うとうとする傾眠などもみられる。

   有効な抗菌薬治療がなされないと致死率は60~70%に増加するが、適切な治療がされれば致死率は7%程度という。

   レジオネラ・ロングビーチとみられる感染は日本でも、腐葉土によると推定される症例が報告されている。

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