2019年 12月 5日 (木)

ホーキング博士がトランプ政権のパリ協定離脱を厳しく批判

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   車椅子の天才物理学者、スティーヴン・ホーキング博士がイギリスの公共放送BBCのインタビューで2017年7月2日、アメリカのトランプ大統領が先月初め、地球温暖化を阻止するための温暖化ガス削減を目指す「パリ協定」からの離脱を宣言したのを厳しく批判、国際的に大きな反響を呼んでいる。

  • トランプ大統領を批判したホーキング博士は日本でもファンが多い(画像は博士の著書「ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)」)
    トランプ大統領を批判したホーキング博士は日本でもファンが多い(画像は博士の著書「ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)」)

地球は気温250度で酸性雨が降り注ぐ「金星化」する?

   ホーキング博士は21歳で神経難病の筋萎縮性側索硬化症を発症し、余命2、3年と宣告された。その後、病気の進行が緩やかになり、車椅子生活で日常的な介助が必要なものの、パソコンを使った音声合成装置を使い、活発に研究活動を続けている。

   今年75歳になったのを機にBBCのインタビューに応じ、「もっとも憂慮されるのは人類の将来」と語り、とりわけトランプ大統領のパリ協定離脱を強く批判した。

「地球温暖化はもう後戻りできない転換点に近づいている。トランプの行動は、気温250度、酸性雨が降り注ぐ金星のような高温の惑星へと地球を追いやるようなものだ」。
「気候変動は人類が直面する最大の危機のひとつだが、今、われわれが行動すれば避けることが可能だ。気候変動の証拠を否定し、パリ協定から離脱するというドナルド・トランプは、われわれと子孫に対し、美しい地球に本来、避けることの可能な環境破壊を招き、自然界を危険にさらす」。

   国際的な専門家でつくる気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書は「地球の気候に後戻りできない変化を引き起こす転換点はまだ定かではないが、人間の活動と自然の変化があいまって気温上昇を招く危険性を増加させている」と指摘している。

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