2018年 10月 22日 (月)

東山動植物園から逃亡して7か月 ニシキヘビが生き続けた意外な場所

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   名古屋市千種区の市営東山動植物園から逃げ出したカーペットニシキヘビが、7か月ぶりに戻ってきたことが不思議だと、ネット上で話題になっている。

   「寒いので、凍死しているのでは?」「誰かが盗んでいったのか」。ニシキヘビが2017年1月1日に飼育スペースからいなくなったと報じられたとき、ネット上では、こんな心配の声が出ていた。

  • 戻ってきたニシキヘビ(写真は東山動植物園提供)
    戻ってきたニシキヘビ(写真は東山動植物園提供)

水を入れたプラスチックケース内で発見

   それが一転して、7月26日昼過ぎになって自然動物館内の飼育スペースに戻っているのを動植物園の飼育員が見つけた。ニシキヘビの飼育箱があったところの隣の部屋では、水を入れたプラスチックケースで展示用の水生植物を栽培しているが、ヘビはその中にいたというのだ。

   逃げ出したときは子供で、50センチほどだったが、倍以上の113センチに成長していた。成体になれば、2、3メートルにまで育つ。

   このヘビは元々、オーストラリアなどの森林に生息し、ネズミなどをエサにしている。温暖なところに住んでいることから、もし逃げ出したとすれば凍死の可能性が指摘されていた。

   ヘビが戻ってきたことに、ツイッター上などでは、驚きの声が上がっている。「そんなことって...」「家出しても家に帰る習性あるのか」「同じ蛇ですか......?」と書き込まれている。

   東山動植物園の飼育係長は27日、J-CASTニュースの取材に対し、黄色い斑紋など模様の特徴から、いなくなったのと同じヘビだと答えた。

   どこでどのように生きていたのかについては、こう推測する。

「脱皮するときに水に浸かる習性がある」

「自然動物館には、暖房を入れており、館内にいたのだと思います。館外では、寒いので生きていけなかったはずです。ニシキヘビは、冬には代謝が落ちますので、館内でじっとしていたのでしょう。空調設備の排気管などに入り込むなどしていたので、これまで見つけることができなかったのかもしれません」

   館内には、ゴキブリも含めた昆虫がおり、ヤモリなどもすき間から入ってくることがあるので、こうしたエサを食べていたのではないかと言う。

   ヘビが飼育スペースに戻った理由については、こうみる。

「脱皮するときに水に浸かる習性があり、そのためにプラスチックケースに入った可能性があります。また、暑くなってきたので、涼を取ろうとしたことも考えられます。館内は、空調があるとはいえ、外気の影響は受けてしまいますから」

   戻ったヘビは、健康状態に問題はないが、展示する予定はないという。もともと国内で保護されたため飼育していたといい、展示用のニシキヘビは別にいるとしている。

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