2019年 1月 22日 (火)

女性初のフィールズ賞受賞者マリアム・ミルザハニさん死去、40歳

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   数学界のノーベル賞といわれるフィールズ賞を女性として初めて受賞した米スタンフォード大教授のマリアム・ミルザハニさんが2017年7月14日、乳がんのために死去した。40歳の若さだった。

国際数学オリンピックで満点を獲得

   イランの首都テヘラン生まれ。国際数学オリンピックでは1994年と1995年に金メダルを連続受賞、95年には満点を獲得した。イランの大学を卒業後、アメリカで博士号を取得。2008年からはスタンフォード大教授を務めていた。

   自然科学の世界で最高の栄誉はノーベル賞だが物理、化学、医学賞はあっても数学賞はない。このため、カナダ人数学者が1936年にフィールズ賞を創設、4年毎に開かれる国際数学者会議の席上、表彰されている。

   ミルザハニさんは最先端の幾何学分野で、長く難問とされていた問題の解決に成功し、2014年にソウルで開かれた数学者会議で受賞した。フィールズ賞は40歳以下に限定され、受賞機会も4年に一度しかないため、ノーベル賞より受賞は困難ともいわれる。これまで56人が受賞したが、女性は1人でイラン人としても初めて。日本人では小平邦彦(故人)、広中平祐、森重文の3氏がいる。

   米プリンストン大高等研究所のピーター・サーナク教授は「彼女の死は世界の数学者にとって大きな損失で衝撃だ。多くの問題を解決しただけでなく、この分野で研究する数学者にとって、なくてはならないツールを開発してくれた」と早すぎる死を惜しんだ。

   2013年に乳がんを発症。長く闘病生活を続けていたが、がんの全身へ転移のために亡くなった。

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