ファミコン用ソフトの「たけしの挑戦状」が、スマートフォン・タブレット向けのゲームアプリとして2017年8月15日に復活した。ネットでは、変わらぬゲーム内容を楽しんでいる声などが上がっているが、一体なぜ復活することになったのだろうか。「30年ぶりにプレイして見たが、全くわからんw」「たけしの挑戦状」は、タイトー(東京都新宿区)が1986年に発売したファミコンのアクションアドベンチャーゲーム。タレントのビートたけしさんが監修を手がけた。ストーリーは、サラリーマンの主人公が宝探しの冒険をするというものなのだが、その独特の内容や攻略本なしにはクリアが出来ないと言われる難易度の高さから、ネット上では「クソゲー」と言われている。スマホゲーム化に伴って、新ステージの「あめりかステージ」や、作品内で出てくる「ひんたぼ島」の住民が話すオリジナル言語「ひんたぼ語検定」が新しく追加されるなど様々にバージョンアップしている。価格は840円(税込)。また、今回のスマホゲーム化を記念して、同社は「たけしの挑戦状」の公式グッズとしてTシャツとマイクロファイバータオルを今秋発売する予定だという。実際にプレイした人からは、「30年ぶりにプレイして見たが、全く分からんw」「朝起きてまず『たけしの挑戦状』を買った。今やるとゲーム性云々以前に耳をつんざくBGMがまずヤバい。」「たけ挑アプリ再現度高いな」などといった声が上がっている。「ファミコン版の理不尽さはそのまま残さねば」なぜ31年ぶりというタイミングで復活することになったのか。タイトーのMC開発部「たけしの挑戦状」プロデューサー澤田智之さん、ディレクター宮越真樹さん、プランナー木村励さんに2017年8月17日に取材したところ、「今年の4月から『TAITOCLASSICS』というレトロゲームのブランドを立ち上げまして、その第5弾タイトルとして、『たけしの挑戦状』を選定しました。もともと弊社タイトルの中でも、知名度の高いタイトルではありましたので、移植の話はありました」と語る。また、スマホゲーム化の反響について、「ゲーム業界関係者からは、『正気?』『本当に出すの??』など、期待通りのリアクションを得ることができました」と述べる。ちなみに、ゲームにおけるバグなどの仕様については、「メジャーなバグは原則残すようにしました。バグ含めて、ファミコン版の理不尽さはそのまま残さねば、という意志は強かったです」とコメントしている。
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