2024年 4月 19日 (金)

まゆゆ卒業曲で「純AKB」は半数以下 姉妹Gの躍進と「本体の凋落」

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   AKB48の新曲を歌う「選抜メンバー」の人選をめぐり、メンバーがSNSで続々と意見表明する珍しい事態が起きている。2017年11月22日の発売が決まった新曲は、17年いっぱいで卒業する渡辺麻友さん(23)が最後に参加するシングル。3年ぶり6回目のセンターポジションを務める渡辺さんを筆頭に計28人が「選抜メンバー」として参加するが、半数以上が名古屋のSKE48や福岡のHKT48といった、いわゆる「姉妹グループ」から選ばれた。

   指原莉乃さん(24)や山本彩さん(24)ら有力メンバーが引っ張る姉妹グループの人気も取り込む狙いがあるとみられるが、「過半数割れ」したAKBのメンバーからは、「悲しい」と嘆いたり、「『AKB48』の1人として」と「AKB48」を強調して奮起を誓ったりと、様々な声があがっている。

  • 「選抜総選挙」2位ランクイン直後に卒業発表する渡辺麻友さん。11月発売の新曲でセンターポジションを務める
    「選抜総選挙」2位ランクイン直後に卒業発表する渡辺麻友さん。11月発売の新曲でセンターポジションを務める
  • 「選抜総選挙」で17位にランクインした向井地美音さん。「AKB48はAKB48のものなんだと、誰にも渡さないと!」なとど「AKB愛」を強調した
    「選抜総選挙」で17位にランクインした向井地美音さん。「AKB48はAKB48のものなんだと、誰にも渡さないと!」なとど「AKB愛」を強調した
  • 「選抜総選挙」では52位だった込山榛香さん。Google+に思いをぶつけた
    「選抜総選挙」では52位だった込山榛香さん。Google+に思いをぶつけた
  • HKT48の宮脇咲良さん。「もっともっと入ってもらいたいメンバー、沢山います」と勢力拡大に意気込んだ
    HKT48の宮脇咲良さん。「もっともっと入ってもらいたいメンバー、沢山います」と勢力拡大に意気込んだ
  • 「選抜総選挙」2位ランクイン直後に卒業発表する渡辺麻友さん。11月発売の新曲でセンターポジションを務める
  • 「選抜総選挙」で17位にランクインした向井地美音さん。「AKB48はAKB48のものなんだと、誰にも渡さないと!」なとど「AKB愛」を強調した
  • 「選抜総選挙」では52位だった込山榛香さん。Google+に思いをぶつけた
  • HKT48の宮脇咲良さん。「もっともっと入ってもらいたいメンバー、沢山います」と勢力拡大に意気込んだ

渡辺麻友「AKB48の歴史の一端を少しは担えたのでは」

   AKB48のシングル曲では、恒例の「選抜総選挙」直後の新曲を歌うメンバーは、最近は16人だが、それ以外の「選抜メンバー」の人数は楽曲によって変動する。今回のシングル曲はAKB48にとって50枚目の「節目」にあたる。まゆゆ、こと渡辺さんは50作中43作で「選抜メンバー」に選ばれており、

「AKB48の歴史の一端を少しは担えたのではないかな、と思います」
「最後まで皆様に楽しんでいただけるよう、また、渡辺麻友の集大成をお見せできるよう努めさせていただきます!」

などとコメントを出した。

   28人のうちSKE48の小畑優奈さん(15)、瀬戸内・STU48の瀧野由美子さん(19)ら4人が初めて「選抜入り」。ただ、初めて選抜入りしたメンバー以外にも、地方のグループのメンバーが多いことが波紋を広げている。今回の楽曲では、全28人中AKBは12人。HKTが5人、大阪のNMBが4人、SKEと新潟のNGTが3人、STUが1人だった。

   これに対して、島崎遥香さん(23)と小嶋陽菜さん(29)のラストシングル「ハイテンション」(16年11月発売)「シュートサイン」(17年3月発売)では、それぞれ選抜メンバー22人、32人に対して、AKBメンバーは15人と18人。AKBで過半数を確保してきただけに、今回の渡辺さんの卒業シングルでの「過半数割れ」には、AKBメンバーも思うところがあったようだ。

   AKB48の込山榛香さん(19)は、9月11日、Google+(グーグルプラス)で、自らが28人に選ばれなかったことに

「悔しくて、悲しいです」

と書き、次のように思いをぶつけた。

「麻友さんのAKB卒業シングルの選抜にAKBメンバーが半分もいないこと。AKB48にも素敵で、頑張っているメンバーはたくさんいるから一緒にAKB48のことをすごく想っている仲間が、選抜に入ることが出来なかったのが悲しいです」

   込山さんと同期で、28人に選ばれた向井地美音さん(19)は、ツイッターに「AKB48」を強調して決意表明した。

「『AKB48』の1人としてこの想いを胸に、そして麻友さんの背中をしっかりと見つめて、頑張らせてください」(編注:原文は半角のダブルクォーテーション)

「AKB48はAKB48のものなんだと、誰にも渡さないと!」

   向井地さんは6月の「選抜総選挙」で17位にランクイン。その際のスピーチで、

「今のAKBは姉妹グループのメンバーの皆さんにすごく支えられているし、助けられているし、そうじゃなきゃ成り立たない」

としながらも、次のように「AKB48」が主流であるべきだと話していた。今回の人選で、スピーチの際の思いを新たにしたようだ。

「やっぱりAKBが48(グループ)の中でいつまでも1番であり続けたいという想いは変わらないので、必ずAKBを私が引っ張っていきたいと思います。AKB48はAKB48のものなんだと、誰にも渡さないと!そう、宣言したいです」

   下口ひななさん(16)も9月11日、トークアプリ「755」(ナナゴーゴー)で、

「そういえば選抜のAKBのメンバーが半分以上いなって(原文ママ)知っていつの間にかAKBの曲からAKBグループの曲になっててAKBってどこに行っちゃったのかなぁとふと思いました」

と書き込んだ。

HKT宮脇「もっともっと入ってもらいたいメンバー、沢山います」

   一方、28人のうち5人が入ったHKT48では、「なこみく」として知られる田中美久さん(16)と矢吹奈子さん(16)のうち、田中さんが「初選抜」入りし、矢吹さんは涙を飲んだ。こういったことを念頭に、宮脇咲良さん(19)は、Google+で

「HKTからは、5人も選んで頂き、とても嬉しいです。頑張らなきゃだなぁ。まだまだ、HKTには選抜にもっともっと入ってもらいたいメンバー、沢山います。みんなの為にも、今回は5人で頑張ります」

と勢力拡大に向けて意気込んでいた。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中