2020年 2月 26日 (水)

「村上春樹さん、今年もノーベル文学賞逃す」←このニュース、必要ですか?

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   「村上春樹さん、文学賞ならず」(毎日)「春樹さん、いずれ必ず」(朝日)「ハルキスト今年も残念」(産経)「春樹ファンため息」(読売)――2016年10月14日、新聞各紙を飾った見出しの一部だ。

   作家・村上春樹さんが、ノーベル文学賞の有力候補といわれるようになって以来、発表と同時に出る「また受賞逃す」のニュースが、すっかり恒例行事となっている。調べてみると、最初の報道があってからもう10年以上だ。こういうニュース、果たして必要なのだろうか。

  • 本人は「受賞逃す」報道どう見る?
    本人は「受賞逃す」報道どう見る?
  • J-CASTニュースがツイッターで実施した投票
    J-CASTニュースがツイッターで実施した投票

ツイッターでは約9割が「いらない」

   J-CASTニュースでは、文学賞発表当日の5日、ツイッター上で「『受賞』ならとにかく、『逃す』のニュースって、皆さん必要だと思いますか?」という簡易アンケートを実施した。

   14時までに228票の投票があったが、うち88%が「いらない」。「いる」とした人は12%に過ぎなかった。リプライ欄には「毎年気の毒だ」との投稿もあったように、少なくともツイッター上では、「受賞逃す」報道に食傷気味という向きが強いようだ。

   では、この「恒例行事」はいつから始まったのだろうか。

   新聞報道などで、村上さんが文学賞の「候補」として名前が上がり始めたのは、2000年代の半ばごろからだ。2005年には、スウェーデンの新聞が行った「受賞者予想投票」企画で30位にランクインしたことが報じられている(毎日新聞、10月20日付夕刊)。

   2006年に「フランツ・カフカ賞」を受賞したが、この賞はノーベル文学賞の「登竜門」とも呼ばれており、一気に村上さんへの注目度が内外で高まるようになった。この年は複数のスポーツ紙などが、

「村上春樹氏、ノーベル文学賞"落選"...トルコのパムク氏受賞」(サンケイスポーツ、10月13日付)

と報じている。確認できる限り、これが最も早い「受賞逃す」だ。

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