大人のADHD、実はADHDじゃない例が多い? 国際研究グループは慎重な診断を求める

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客観的な判断が非常に難しい病気

   今回の研究結果は大人のADHDが存在することを否定しているわけではなく、ADHDの客観的な判断は非常に困難であること、大人になってからADHDを発症する可能性は限りなく低いことを示すものだ。

   「自分は落ち着きがないからADHDかもしれない」「あの人は協調性がないからADHDではないか」といった判断は意味がない。

   世界保健機構(WHO)は大人のADHDの簡易診断シートを「Adult ADHD Self-Report Scale (ASRS-v1.1) Symptom Checklist」として公式サイト上で公開しているが、これもあくまで傾向を示すもので、確定診断を医療機関で受けるように明記されている。

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