回転寿司チェーンのあきんどスシローは2017年11月15日から、日本全国のスシロー全店舗(478店舗・20日現在)で、アップルパイを販売している。完売するまでの期間限定だ。スイーツ分野に力を入れて取り組んでいることから、同社は「スシローカフェ部」を発足しており、今回のアップルパイはその第1弾企画となる。回転寿司チェーンでありながらスイーツへ注力するのはなぜなのだろうか。J-CASTニュースが取材した。「スシローでグラニースミスのアップルパイが食べられるなんて!」スシローの店舗では、温かいアップルパイに冷たいアイスクリームとキャラメルソースを添えて提供される。1個税抜280円(南池袋店・五反田店は価格が異なる)で、持ち帰りは不可。またアイスが乗っていることもあり、回転寿司としてベルトの上に乗せられてはおらず、食べる際には注文をする必要がある。食べ応えのある大きなリンゴと上品な甘さが特徴だという。スシローのアップルパイは、カフェや外食店舗の事業を行うファンゴー(東京都世田谷区)が運営する「GRANNYSMITHAPPLEPIE&COFFEE」が監修。アップルパイとコーヒーの専門店として知られ、17年11月現在、三宿、青山、横浜、銀座の4店舗を構える人気店だ。ネット上では、「スシローでグラニースミスのアップルパイが食べられるなんて!なんてことでしょう!」「スシローのアップルパイめっちゃ食べたいんやけど」「100円だか200円だかちょいでグラニースミスのアップルパイが頂けると...!?」と好意的な様子だ。また、すでに食べたとみられる人からは「スシローのアップルパイ、激ウマです」「絶対食べたほうがいい...痩せる気なくなる...」など感想も寄せられている。「シメのデザートまでおいしく」今回販売されているアップルパイについて、開発などを担当するスシローカフェ部の担当者はJ-CASTニュースの17日の取材に対し、「おすしを食べた後でもおいしく召し上がっていただく為に、味やトッピング、その量などを総合的に開発しています」と語る。完成まで十数回の試作を重ねたという。これまでもスシローはパンケーキやフレンチトーストなどを提供し、スイーツ分野に力を入れてきた。今回のアップルパイの開発のタイミングに合わせ、社内で「スシローカフェ部」を発足させるなど、スイーツ分野の強化を打ち出している。「スシローカフェ部」は、スイーツに注力すべく商品本部から分離したという。ただ、回転寿司チェーン店でありながら、スイーツ分野に力を入れるのはなぜなのだろうか。同担当者は、「スシローに来て下さったお客様におすしだけではなく、シメのデザートまでおいしく召し上がっていただきたいと思い、スイーツ分野に力を入れています」と語る。20日現在もアップルパイは販売されているといい、第2弾の企画については「ただいま季節限定商品などを含め、開発中です」と述べた。
記事に戻る