2024年 5月 5日 (日)

「議会に乳児連れ」議員めぐりバトル 「正論の剣振りかざす」VS「勇気ある訴え」

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緒方氏「『個人的な問題』という風に扱われることにすごく疑問が」

   一方、駒崎弘樹氏は24日の「Yahoo!ニュース 個人」で、つるのさんの意見に「賛同できません」と反論。特に、緒方氏が妊娠中から議会事務局に相談していたことに触れ、

「通常のルートで訴えをしていて、それが叶わなかったのです」
「『訴え方がおかしい』と言われても、『じゃあどうやって訴えるの?』と言わざるを得ません」

などとの見解を示した。また、「1人の女性市議の勇気ある訴えに対し、『ルールを守れ』『パフォーマンスやめろ』『赤ちゃんが可哀想』と抑圧するのではなく、耳を傾けてはどうでしょうか」と呼びかけもしている。

   駒崎氏の同記事には、脳科学者の茂木健一郎氏が「今回の議員さんの行動は、一つの問題提起として十分に理解できる」と反応するなど賛同が集まっている。

   その緒方氏は、22日夜放送の「荻上チキ・Session-22」(TBSラジオ)で電話取材を受け、行動の経緯を明かしていた。妊娠中、議会事務局に具体的に相談したのは、まず「議場に連れて行きたい」ということ。これは「難しい」と言われ、ならば「市議会に託児所を作れないか」と持ちかけたが、

「『議員さん個人でベビーシッターを雇って対応してください』というような、すごく個人的なことというようなメッセージを私は受けました」

としている。

   こうした対応に緒方氏は、「どうしても前に進まない、取り合ってももらえないような状況でした。『個人的な問題』という風に扱われることにすごく疑問がありました」との思いを明かした。その上で

「助け合わないとできないものだと思うのですが、私たち子育て世代が変えようと声をあげているのに、その声は聞いてもらえない状況で、悲鳴のような感じです。私の今日(22日)の議場での姿はそういう声を表したいと思いました」

と真意を明かしていた。

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