2024年 4月 19日 (金)

日立・中西氏「新聞人事が先行したので...」 経団連「新会長」巡りささやかれていた事

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早くから本命候補と目され

   経団連会長人事など一般の読者には馴染みがないが、財界はもちろん、新聞社や通信社にとっては4年に1度のビッグイベント。各社経済部の間では日銀総裁人事と並ぶ報道合戦が繰り広げられる。かつては1月1日付の元旦紙面で、ある全国紙が経団連会長人事をスクープしたものの、大誤報となったケースもある。

   経団連会長人事は現職の会長が副会長から指名するのが慣例だが、近年は本命の副会長に逃げられ、迷走するケースが多かった。本来ならは前年の秋に決着すべき会長人事が年明けにもつれ込むことが多く、誤報が生まれる素地となった。

   その点、今回は現職副会長である中西氏が早くから次期会長の本命候補と目されており、報道各社にとっても撹乱要因は少なかったといえる。かつて毎日新聞は2005年10月、「次期経団連会長 御手洗氏が有力」とスクープし、奥田碩会長(当時)の後任として11月にキヤノンの御手洗冨士夫氏が内定したケースがある。この時も御手洗氏が本命候補と目され、早期に順当に決まった人事だった。現職会長が「これぞ」と思う本命候補がスムーズに受諾すれば、前年秋に実質的に決着する構図であるようだ。

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