2024年 5月 8日 (水)

懐かしの日本語ソフト「一太郎」健在 官公庁の「排除」の動きに「頑張れ」コール

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

一太郎は、本づくりが好きな人向けに進化し続けていた

   ところが、こうした心配の声にもかかわらず、一太郎は健在だった。ジャストシステムでは、2018年2月9日に最新バージョンの「一太郎2018年プレミアム」を販売するため、現在予約受け付け中なのだ。

   J‐CASTニュース編集部は1月18日、ジャストシステムの担当者を取材。今回の農林水産省の「ワードに統一」の報道については、個別のユーザーの件には答えられないとのことだったが、担当者は「一太郎は、日本語を扱う非常に多くの人に使われ続けています」と語り、「2018年プレミアム」に搭載される新機能について、こう強調した。

「文章を書いたり、本を出したりすることが好きな人向けに、入稿した文章を編集して出力する機能の向上に力を入れました。家庭のプリンターで『折り本』や『つづら折り』を作ることができます。たとえば、女子会で旅行に行く時などに、画像を貼りつけたガイド本を簡単に編集することができます」

   最近は、自分が書いた文章を電子書籍にして、インターネットで販売する人が増えている。書いた作品をA4版2ページの形にキレイに編集。アイコンタクトの画像に変換してネット上に公開できる。また、文章を書く時に重宝する辞書「広辞苑第七版」も付けた。

   さらに、担当者はこう続ける。

「文字のフォントも2017年と違って新しく『イワタ書体』を採用しました。文芸作品や広告コピーによく使われる書体で、新海誠さんが『小説 君の名は。』で使っていた文字と同じです」

   一太郎は進化を続けているようだ。

1 2
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中