ジャニーズ事務所の新グループ「King&Prince」が、ユニバーサルミュージックからCDデビューすることが、2018年1月17日発表された。このニュースはジャニーズファンから注目を集め、ツイッターでは一時、関連ワードがトレンド入りしたが、早速生まれた略称「キンプリ」を巡ってちょっとした騒動になっている。2つの「キンプリ」、共通項は略称と「アイドル」「King&Prince」は、ジャニーズJr.で「Mr.KING」として活動していた平野紫耀(しょう)、永瀬廉、髙橋海人と、「Prince」の岸優太、岩橋玄樹、神宮寺勇太の6人からなるグループで、15年にも「Mr.KingvsMr.Prince」として共に活動していたこともある。その当時から「キンプリ」の愛称は使われていたが、今回のCDデビューに合わせて、大きな話題になったことで、すでに「キンプリ」の愛称が使われているアニメ映画「KINGOFPRISM」のファンにも知られることとなり、混乱を生んだのだ。「KINGOFPRISMbyPrettyRhythm」は2016年にアニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」のスピンオフ作品として作られた、アイドルをテーマにした映画だ。登場キャラクターには人気の男性声優が多数キャスティングされて人気を集め、17年には続編となる「KINGOFPRISM-PRIDEtheHERO-」が公開され、こちらも高い評価を得ている。アイドルグループとアイドルをテーマにしたアニメの2つの「キンプリ」が混在してしまい、ツイッターでは「キンプリっていうからこうあのアイドルたちのこと?!?って思ったけど違かったわ。ジャニーズ所属してる方なのね」「ジャニオタ友が「キンプリ」って言ってたから、とうとうこっち側の人間になったのかと思ったら、全然違かった」「トレンドのキンプリ思ってたのと違かった!ジャニーズの新しいグループか、なるほど」「キンプリってそっちか!プリンスか!プリズムじゃないのか!」といった勘違いが相次いで投稿されたほか、映画での表現とかけて「地球が青い方、地球が黄色い方」などの見分け方も提唱された。結成はジャニーズが先、商標はアニメが先事態を更に複雑にしているのが、「キンプリ」という商標だ。結成自体はジャニーズの「キンプリ」が先だが、特許情報プラットフォーム「J-PiatPat」に登録されている情報によると、商標としての「キンプリ」は2017年7月28日に「KINGOFPRISM」の制作会社であるタツノコプロが取得している。そのため、「キンプリ(ジャニーズ)のほうがキンプリって略を使ったのは先だけどキンプリ(プリリズ)が先に商標登録したからキンプリはキンプリのことだしキンプリはどうするんだろう(???)」「これ商標問題まじめにどうするんやろ」「ジャニーズのキンプリの方が出てきたの早いのにアニメ?のキンプリの方が商標登録してるのややこしすぎて草」と、更に困惑する様子が投稿された。ジャニーズの公式サイトでは「キンプリ」という略称は使用されていないが、今後も両方のファンの間では混乱が続きそうだ。
記事に戻る