2024年 4月 30日 (火)

米国は「大きな進歩」と歓迎するも米朝首脳会談「非核化」めぐる「同床異夢」

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「『検証可能で不可逆的な非核化』よりも少ない内容を受け入れてしまう現実的な懸念」

   ただ、「非核化」をめぐる認識の不一致を危ぶむ声も出ている。安倍首相はトランプ氏と電話会談後のぶら下がり取材で、

「核・ミサイルの完全検証可能かつ不可逆的な形での放棄に向けて、北朝鮮が具体的な行動を取るまで最大限の圧力をかけていく。この日米の確固たる立場は決して揺らぐことはない」

と発言。日本としては「核・ミサイルの完全検証可能かつ不可逆的な形での放棄」を「非核化」と停止していると読めるが、ニューヨーク・タイムズ紙は、

「交渉役の大統領が金氏と1対1で話して、『検証可能で不可逆的な非核化』よりも少ない内容を受け入れてしまう現実的な懸念があると思う」

とする日本アナリストの指摘を紹介。同様の懸念は韓国側にもあるようで、鳩山由紀夫元首相は李洛淵(イ・ナギョン)首相と会談した際に「北朝鮮との合意について詳しく伺った」として、米朝で「非核化」の意味が違う可能性について、

「何をもって体制の安全が保証されるかで、判断が分かれる可能性があると総理は話された」

と、ツイッターで明かした。

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