SNS大手のツイッターは2018年3月15日、日本向けのアカウントで、アカウントが凍結される際、どのツイートが規約に反しているかを示すようにしたことを発表した。不透明な基準で行われる凍結にはユーザーから不満が上がっており、それを受けての施策とみられるが、「今さら」「対応が遅すぎ」など、対応の遅さを指摘する声は収まっていない。評価する声もあるが「今さら」と厳しい指摘もツイッタージャパンは15日、「Twitterルールに違反したことでアカウントが凍結になった場合、どのツイートがどのルールに違反しているのかを、メールにて、より具体的にご連絡するようにいたします。なお、メールには異議申立てを行われる際のリンクもご案内しています」とツイートし、ユーザーのアカウントが凍結された際は具体的な理由を通知すると発表した。ツイートには例として画像が添付されており、どのルールに違反しているのか、どのツイートが該当するのかが明記されている。それに加え、凍結への抗議の窓口へのリンクも貼られるようだ。しかし、ユーザーからの不満は収まらず、「流石に今更すぎませんかね?今まではいきなり凍結されて問い合せてもガン無視してたくせに」「くっそ今さらな機能やんな...」と、対応の遅さを指摘する声や、「先ずは1歩前進と捉えてます。未だしないといけないことは山積みですから・・・」「禁止ワードなりを機械的に見ているのならば禁止ワードがあった時点でルール違反の可能性の有る文が含まれています投稿を続けますか?とメッセージなり、黄色枠で文字を囲むなりの仕様にしてほしいのですけどね」など、更なる改善を望む声が相次いだ。また、すでに凍結されているユーザーに対する説明はどうなるのか、と問いかけるリプライも多数寄せられている。ツイッターでは2017年12月18日にポリシーを改定し、プロフィール情報を含めてヘイト行為を助長するような行為を禁止する等、問題のあるツイートへの対策を強めている。しかし一方で、18年2月には人気ゲーム「艦隊これくしょん-艦これ-」のアカウントが「艦これ」側に落ち度が無かったにも関わらず、第三者から受けた虚偽の著作権侵害通告によって突如凍結されるという騒動もあるなど、運営側の凍結の機械的な扱いについては批判が絶えない。
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