2024年 4月 20日 (土)

山口達也、早くもチラつく「復帰論」 過去の事例を検証すると...

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小出恵介、高畑雄太も「示談→不起訴」だった

   ただ、過去に芸能界で起きた事案を見る限りでは、仮に山口氏のケースのように示談が成立して起訴されなかったとしても、復帰はきわめて厳しいのが実情だ。

   極楽とんぼ・山本氏の事案では、06年7月に山本氏が北海道を訪れた際に10代の女性と飲酒した末に性的暴行に及んだとして、女性が警察に被害届を提出。道警は強姦容疑で山本氏を書類送検したが、示談が成立したこともあり、不起訴処分になった。

   山本氏が所属していた吉本興業は所属契約を解除。それ以降は宮崎市内の肉巻きおにぎり店で勤務していたことが知られていたが、15年にお笑いライブに復帰。吉本と再び契約を結んだのは16年11月のことだった。最近ではテレビ出演も徐々に増えており、18年4月27日には「5時に夢中!」(TOKYO MX)にゲスト出演。山口メンバーの書類送検が明らかになった直後の出演とあって、共演者から「絶妙のタイミング」と突っ込まれる一幕もあった。

   山本氏の場合は復帰に10年以上かかったが、ここ数年の事案では、メドが全く立たないものばかりだ。

   小出恵介氏(34)は17年6月、未成年の女性と酒を飲み、性的関係を持っていたことを写真週刊誌「フライデー」に報じられ、所属事務所は小出氏の無期限活動休止を発表。女性側と示談が成立したことも明らかにした。小出氏は9月に大阪府青少年健全育成条例違反の容疑で書類送検され、12月に大阪地検が不起訴処分にした。芸能界へ復帰はしていない。

   俳優の高畑雄太氏(24)は16年8月、滞在していた前橋市内のビジネスホテルで女性従業員に性的暴行を加えたとして、群馬県警が強姦致傷容疑で逮捕。被害者とは示談が成立し前橋地検は高畑氏を不起訴処分にした。所属事務所は所属契約を解除し、芸能活動休止が続いている。

 

   もっとも、「淫行」が報じられても、芸能活動復帰はもちろん、政界進出を果たした人もいる。元宮崎県知事の東国原英夫氏(60)は1998年10月、性的サービスを受けた風俗店の従業員が未成年だったとして、警視庁から任意の事情聴取を受けた。

   風俗店の経営者が児童福祉法などに違反した容疑で逮捕され、利用者として東国原氏が浮上したためだ。ただ、東国原氏は「18歳未満だとは知らなかった」と説明した。書類送検などはされていないが、「淫行事件」として大々的に報じられ、芸能活動を5か月間にわたって自粛した。07年から11年にかけて宮崎県知事、12年から13年にかけて衆院議員を務めた。

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