お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんのブログ「【悲報】キンコン西野、3億円の借金を抱える」が話題になっている。美術館の建設のため抱え込んだという3億円の借金を寄付で完済するというものだが、ネット上では賛否両論だ。「借金3億円をノリで抱えてしまい」西野さんは2018年6月4日にブログを更新し、自身が運営するインターネット上の非公開グループ「西野亮廣エンタメ研究所」のメンバーとの話が盛り上がり、出身地である兵庫県川西市にテーマパークのような体験型美術館「えんとつ町のプペル美術館」を建設すると明かし、その建設費用の負担のため「3億円の借金を抱えた」という。「誰から頼まれたわけでもないのに、命懸けで地方創生に飛び込んでいく37歳のオッサンをキミは無視できるのか?」と西野さんは読者に問いかけた。「プペル美術館建設費 募金はコチラ」と銀行口座が書かれた画像を貼付し、「たった100円で救える命がある。300万人が100円ずつ募金すればいいのだ。とりあえず、このブログは絶対にシェアしろや」と募金を呼び掛けた。西野さんは以前にも「えんとつ町のプペル」の制作費や新サービスの開発費用をクラウドファンディングで集めるなど「資金調達」の実績がある。しかし、今回の資金調達の目的は借金返済であることと、ブログで、「借金3億円をノリで抱えてしまい」「死ぬぞマジで! なんとかしろや!!」など、上から目線の文が目立ってしまったためか、「これじゃあキンコン西野じゃなくて貧困西野やんけwwwwww」「助けてもらいたいのになんで上から目線?」など批判的なコメントが寄せられた。さらに、西野さんの過去の発言「お金の奴隷解放宣言」をもじって、「金の奴隷解放宣言したのに金募るんですか?」「キンコン西野見事に金の奴隷になったね」といった皮肉も寄せられていた。また、ブログ内で「今現在まるで貯金がないのに、3億円の借金を抱えた」とあるように、貯金がなくて借金が通るのか疑う声も出ている。「100円くらいなら」一方で、西野さんの試みに対して肯定的にとらえる人もいる。「3億の借金背負ってまで美術館建てて募金ってめっちゃ面白いし最高じゃね?」「言ってることの正しさじゃなくて、行動と結果が面白い」「奇天烈すぎて応援したくなる」「キンコン西野、初めて面白いと思った。何気三億集まると思う」と激励コメントも寄せられていた。既に寄付を表明している著名人もいた。フリーアナウンサーの長谷川豊さんは、ツイッターで、「もー何なんだろうなーこの人は(笑) とりあえず振り込んでくるか」と宣言し、西野さんを後押しした。ブログ内に「300万人が100円ずつ募金すればいいのだ」という一行があったせいか、一般の方の投稿でも、「別に俺は面白いから100円ぐらいはあげてもいいけど」「100円くらいなら募金するわ」と賛同する発言もあった。これら様々な意見を集めている西野さんの3億円の借金だが、ストリーミングサービス「SHOWROOM」の新番組「猫舌SHOWROOM」の生配信中に返済する企画も浮上しており、番組と連動するのか、まだまだ流動的な要素もあり、さらなる波紋呼びそうだ。
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